キャプテン田中美南の1点を守り抜く

3年連続14回目の皇后杯優勝を飾ったベレーザ。浦和Lの追い上げを許さず、主将の田中の一撃で勝ち切った。写真:滝川敏之

田中美南が右足ボレーで叩き込み先制。ベレーザが虎の子の1点を守り切った。写真:滝川敏之
第41回皇后杯(全日本女子サッカー選手権大会)は12月29日に決勝戦が開催された。NACK5スタジアム大宮で行なわれた、浦和レッズレディース対日テレ・ベレーザの一戦は、1―0で後者が勝利を収め、3連覇を達成した。
準決勝では終盤にちふれASエルフェン埼玉に追いつかれ延長戦にもつれ込む苦しい試合だったものの、交代出場の小林里歌子の得点で勝ち上がってきた前回王者のベレーザ。
今季はすでにプレナスなでしこリーグ1部とプレナスなでしこリーグカップ1部の2冠を達成しているほか、女子版アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のテスト版として行なわれた「AFC女子クラブ選手権2019 FIFA / AFCパイロット版トーナメント」でも初代アジアクラブ女王になるなど充実の1年を送ってきた。
一方の浦和Lは、2度のリードを許す展開からも粘り強く追いつき、3-2と逆転でINAC神戸を下し、5大会ぶりに決勝へ駒を進めた。
今季は3度対戦してベレーザの2勝1敗。だが、常勝軍団が最後に負けたのがこの浦和Lであり(9月22日のリーグ戦)、好勝負が期待された。
準決勝では終盤にちふれASエルフェン埼玉に追いつかれ延長戦にもつれ込む苦しい試合だったものの、交代出場の小林里歌子の得点で勝ち上がってきた前回王者のベレーザ。
今季はすでにプレナスなでしこリーグ1部とプレナスなでしこリーグカップ1部の2冠を達成しているほか、女子版アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のテスト版として行なわれた「AFC女子クラブ選手権2019 FIFA / AFCパイロット版トーナメント」でも初代アジアクラブ女王になるなど充実の1年を送ってきた。
一方の浦和Lは、2度のリードを許す展開からも粘り強く追いつき、3-2と逆転でINAC神戸を下し、5大会ぶりに決勝へ駒を進めた。
今季は3度対戦してベレーザの2勝1敗。だが、常勝軍団が最後に負けたのがこの浦和Lであり(9月22日のリーグ戦)、好勝負が期待された。
試合は、開始早々にベレーザが先制する。7分に右のCKから、キッカーの籾木結花が素早いボールを送り込むと、相手ディフェンスのマークに遭いながらも、走り込んできたキャプテンの田中美南が、右足でダイレクトボレー。このシュートがゴール左隅に決まり1-0とリードする。
その後浦和の反撃を受けるが、清家貴子、高橋はななどの決定的なシュートをGKの山下杏也加がことごとくセーブし、前半は1-0で折り返した。
さらに後半立ち上がりにも、セットプレーの流れから浦和の南萌華に強烈なシュートを浴びるが、これも山下が阻止。追加点こそ奪えなかったものの、虎の子を1点を守り切ったベレーザが、3大会連続、14回目の優勝を飾った。
この結果、ベレーザはリーグ戦、リーグカップ、「AFC女子クラブ選手権2019 FIFA / AFCパイロット版トーナメント」と併せて4冠を達成。出場した全てのコンペティションを制覇するという快挙を成し遂げた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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