一部の敵サポーターから心ないチャントが…
サッカー界における人種差別問題はいまだに絶えない。12月22日のプレミアリーグ第18節、トッテナム対チェルシーの一戦でも、後者のアントニオ・リュディガーが被害に遭った。
リュディガーはチェルシーが2点を先行して迎えた後半60分、ソン・フンミンにタックルした際に報復行為を受けてピッチに倒れこんだ。ビデオアシスタントレフェリーの介入で、ソン・フンミンは一発退場に。2点ビハインドのトッテナムは10人で残り時間を戦うことになった。
すると、フラストレーションを感じた一部の観客がこのドイツ代表DFにモンキーチャント。選手が訴え、同僚のセサル・アスピリクエタが主審に報告し、試合は一時中断されている。
英衛星放送『Sky Sports』によると、スタジアムには3度にわたり警告アナウンスが流れたとのこと。試合後、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は「悲しいという以外に言うことはない」と述べた。
「わたしは社会、サッカー界における人種差別を憎む。まだこういうことがあり得るということにがっかりだよ。だが、主審は試合を止め、チームと話し、両キャプテンと両監督に話した。負けていたから、試合を止めてほしくなかったが、理由を知ってすぐに理解し、受け入れた。トッテナムはこういう状況において非常に誇らしいクラブであり、内部で対処するだろう」
リュディガーはチェルシーが2点を先行して迎えた後半60分、ソン・フンミンにタックルした際に報復行為を受けてピッチに倒れこんだ。ビデオアシスタントレフェリーの介入で、ソン・フンミンは一発退場に。2点ビハインドのトッテナムは10人で残り時間を戦うことになった。
すると、フラストレーションを感じた一部の観客がこのドイツ代表DFにモンキーチャント。選手が訴え、同僚のセサル・アスピリクエタが主審に報告し、試合は一時中断されている。
英衛星放送『Sky Sports』によると、スタジアムには3度にわたり警告アナウンスが流れたとのこと。試合後、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は「悲しいという以外に言うことはない」と述べた。
「わたしは社会、サッカー界における人種差別を憎む。まだこういうことがあり得るということにがっかりだよ。だが、主審は試合を止め、チームと話し、両キャプテンと両監督に話した。負けていたから、試合を止めてほしくなかったが、理由を知ってすぐに理解し、受け入れた。トッテナムはこういう状況において非常に誇らしいクラブであり、内部で対処するだろう」
一方、リュディガー本人はツイッターで「サッカーの試合で人種差別を目にするのは本当に悲しい。だが、公に話すことが非常に大切だと思う。そうでないと、(いつものように)数日でまた忘れられてしまうからだ」とつぶやいている。
「トッテナムというクラブ全体をこの状況に巻き込みたくない。侮辱したのは一部の愚か者だけと分かっている。トッテナムのファンからも多くの支援メッセージをもらったよ。そのことはとても感謝している」
「すぐに見つけて処分することを本当に願っている。トッテナムのスタジアムのようなモダンなサッカーのグラウンドで、多くのテレビカメラと監視カメラがあるのだから、見つけて罰するのは可能なはずだ。そうでなければ、スタジアムには見聞きした証人たちがいるだろう。2019年にまだ人種差別が存在するなんて恥ずかしい。いつになったらこのナンセンスは止まるのか?」
トッテナムは公式声明で「あらゆる差別を一切受け入れられない」と強調。調査中としたうえで、差別をしたと判明した人物が見つければ、入場禁止を含めて「最も強い行動」に出るとした。
間もなく迎える2020年に、このようなニュースがないことを願うばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】ソン・フンミンがリュディガーを蹴りつけた決定的シーンはこちら