突然の解任劇に、お別れを言う暇もなく…
トッテナムがマウリシオ・ポチェティーノ監督を解任したことに驚いたのは、ライバルクラブの指揮官も同じだ。自らも苦境にあるだけに、思うところがあったかもしれない。
英紙『Telegraph』によると、アーセナルのウナイ・エメリ監督は11月21日の記者会見で、ポチェティーノ解任について問われると「直近の試合では結果が良くなかったかもしれない。だが、彼がいた近年は全般的に完璧だったと思う」と、ノースロンドンのライバルクラブに起きた解任劇に驚きを露わにした。
「彼らは(監督を)変えると決めた。本当の理由を正確には知らないが、彼らには彼らの、我々には我々の道がある。ポチェティーノとの関係の終わり方はサプライズだと思う。だが、わたしにその理由は分からないし、(後任のジョゼ・モウリーニョが)彼らのパフォーマンスを変えるかも分からない。
モウリーニョは非常に優れた指揮官だ。本当に彼のキャリアには多くのタイトルがあり、経験も豊富だ。だが私は、トッテナムにおけるポチェティーノの仕事も素晴らしかったと思う」
英紙『Telegraph』によると、アーセナルのウナイ・エメリ監督は11月21日の記者会見で、ポチェティーノ解任について問われると「直近の試合では結果が良くなかったかもしれない。だが、彼がいた近年は全般的に完璧だったと思う」と、ノースロンドンのライバルクラブに起きた解任劇に驚きを露わにした。
「彼らは(監督を)変えると決めた。本当の理由を正確には知らないが、彼らには彼らの、我々には我々の道がある。ポチェティーノとの関係の終わり方はサプライズだと思う。だが、わたしにその理由は分からないし、(後任のジョゼ・モウリーニョが)彼らのパフォーマンスを変えるかも分からない。
モウリーニョは非常に優れた指揮官だ。本当に彼のキャリアには多くのタイトルがあり、経験も豊富だ。だが私は、トッテナムにおけるポチェティーノの仕事も素晴らしかったと思う」
だが、プロの世界で結果が監督の運命を変えることは少なくない。ポチェティーノの解任劇は、公式戦で5試合白星がなく、進退が騒がれているエメリ監督に改めてその現実を突きつけたともいえる。
志半ばでクラブを去ることになったポチェティーノの心境はいかばかりか。確かなのは、彼が少なくとも選手たちに感謝しているということだ。アシスタントコーチを務めたフアン・ペレスが、ポチェティーノが戦術ボードにメッセージを残して去ったことをツイートしている。
ボードには「君たち全員に大きな感謝をしているよ!我々はお別れを言うことができない……君たちのことはずっと私たちの心の中にある」と記された。
これに対して、トッテナムのサポーターは「泣いてしまう…」「悲しい」「すばらしい仕事をありがとう。スパーズは君たちと仕事ができて幸運だった」と別れを惜しむメッセージを寄せている。
果たして、指揮官と苦楽をともにしてきた選手たちは、メッセージを見て何を思ったのか。その思いは、今後のチームの出来に影響するのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部