サプライズ招聘は安くはなく…
ノースロンドンで起きた衝撃的な人事が話題を呼んでいる。
現地時間11月20日、トッテナム・ホットスパーは、前日に首を切ったマウリシオ・ポチェティーノの後任として、昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドの監督を解任されて以来、フリーとなっていたジョゼ・モウリーニョの招聘を発表した。
2014年夏の就任から約5年半で、着実に競争力を高め、トッテナムをチャンピオンズ・リーグ(CL)出場の常連チームとなるまでに押し上げたポチェティーノをこのタイミングで見限ったのもさることながら、その後任に“スペシャル・ワン”が収まったのは、文字通りビッグサプライズだった。
ただ、この人事には、それ相応の対価が発生するようだ。英紙『Daily Mail』は、トッテナムの今回の監督交代劇には、およそ7200万ポンド(約100億800万円)もの自己負担が発生するかもしれないと報じた。
現地時間11月20日、トッテナム・ホットスパーは、前日に首を切ったマウリシオ・ポチェティーノの後任として、昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドの監督を解任されて以来、フリーとなっていたジョゼ・モウリーニョの招聘を発表した。
2014年夏の就任から約5年半で、着実に競争力を高め、トッテナムをチャンピオンズ・リーグ(CL)出場の常連チームとなるまでに押し上げたポチェティーノをこのタイミングで見限ったのもさることながら、その後任に“スペシャル・ワン”が収まったのは、文字通りビッグサプライズだった。
ただ、この人事には、それ相応の対価が発生するようだ。英紙『Daily Mail』は、トッテナムの今回の監督交代劇には、およそ7200万ポンド(約100億800万円)もの自己負担が発生するかもしれないと報じた。
記事によれば、トッテナムは、昨年にポチェティーノと2023年6月までの3年半契約を締結していたため、まずは解任を受けての違約金1250万ポンド(約17億5000万円)を支払い、さらにアルゼンチン人監督が招いていたスタッフにも700万ポンド(およそ9億8000万円)を渡す可能性があるという。
さらに、2023年6月までの契約を結んだモウリーニョには、ポチェティーノの倍額となる年間1500万ポンド(約21億円)もの給与を払うことになっており、3年半の契約を全うした場合は、5250万ポンド(約74億円)の出費となる。合計すると7200万ポンドになる計算だ。
ちなみにモウリーニョの給与額は、年間2000万ポンド(約28億円)と言われるジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)のそれに次ぐプレミアリーグで2番目の金額になるようだ。
今年4月に完成した新スタジアムの建設を最優先に考えてきたダニエル・レビー会長の意向もあり、ここ数年は緊縮策を取って、“ケチ”と揶揄されてきたトッテナム。大枚を叩く覚悟でモウリーニョを招いた決断は、はたして吉と出るか、凶と出るか――。全ては“スペシャル・ワン”の手腕にかかっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部