攻撃陣が爆発の昌平が2年ぶりの切符!
檜舞台に向けたバトルが、いよいよ佳境だ。
令和元年度の第98回全国高校サッカー選手権は11月17日、6会場で地区予選決勝が行なわれ、新たに代表校が決定した。これで残るは「5枠」となっている。
昌平と西武台が雌雄を決した埼玉決勝は、よもやの大差が付いた。
立ち上がりから一進一退の攻防が続くなか、先手を取ったのは昌平。前半27分に大竹の右CKから西澤が頭で合わせた。リードを奪って勢いに乗ると、後半に入って一気に畳み掛ける。10分に須藤がゴール前で右足を振り抜き、GKのミスを誘って2点目。22分にオウンゴールで、27分には紫藤の左クロスから日本代表FW鎌田大地の実弟である鎌田大夢がヘディングでネットを揺らした。終わってみれば4-0の圧勝を収め、昌平が2年ぶりの選手権出場を決めている。西武台は試合序盤に良い形で攻め込んだものの、守備陣が踏ん張れなかった。
昨年度の選手権でベスト4の尚志は、県6連覇を達成した。聖光学院との福島決勝は序盤から実力伯仲の攻防戦が繰り広げられる。前半をスコアレスで終えると、後半開始2分に千両役者が光り輝く。尚志は右サイドからクロスを供給し、これは聖光学院GKに弾かれる。ペナルティーアーク付近でボールを受けたのがU-18日本代表の染野だ。冷静に状況を見極め、ふわりと浮かせた技ありのループショットで無人のゴールに蹴り込んだ。このエースの一撃が決勝点となり、尚志が苦しみながらも予選を突破。11回目の出場を掴んだ。
令和元年度の第98回全国高校サッカー選手権は11月17日、6会場で地区予選決勝が行なわれ、新たに代表校が決定した。これで残るは「5枠」となっている。
昌平と西武台が雌雄を決した埼玉決勝は、よもやの大差が付いた。
立ち上がりから一進一退の攻防が続くなか、先手を取ったのは昌平。前半27分に大竹の右CKから西澤が頭で合わせた。リードを奪って勢いに乗ると、後半に入って一気に畳み掛ける。10分に須藤がゴール前で右足を振り抜き、GKのミスを誘って2点目。22分にオウンゴールで、27分には紫藤の左クロスから日本代表FW鎌田大地の実弟である鎌田大夢がヘディングでネットを揺らした。終わってみれば4-0の圧勝を収め、昌平が2年ぶりの選手権出場を決めている。西武台は試合序盤に良い形で攻め込んだものの、守備陣が踏ん張れなかった。
昨年度の選手権でベスト4の尚志は、県6連覇を達成した。聖光学院との福島決勝は序盤から実力伯仲の攻防戦が繰り広げられる。前半をスコアレスで終えると、後半開始2分に千両役者が光り輝く。尚志は右サイドからクロスを供給し、これは聖光学院GKに弾かれる。ペナルティーアーク付近でボールを受けたのがU-18日本代表の染野だ。冷静に状況を見極め、ふわりと浮かせた技ありのループショットで無人のゴールに蹴り込んだ。このエースの一撃が決勝点となり、尚志が苦しみながらも予選を突破。11回目の出場を掴んだ。
茨城決勝は今年も明秀日立と鹿島学園のライバル対決となった。前者が丁寧なパスワークで揺さぶれば、後者はソリッドな守備からの鋭い速攻で好機を窺う。それでもともに決め手を欠き、後半に入ってもなかなか均衡が破れない。そして終盤、ついにゴールが生まれる。後半37分、明秀日立は途中出場の1年生・根本が値千金弾を決め、瀬戸際で競り勝った。3年連続4回目の出場だ。
和歌山では和歌山工と和歌山南陵が決勝で激突した。互いに自慢の組織的な守備が機能し、引き締まった内容を披露。拮抗した展開が続くなか、待望の先制点を奪ったのは和歌山工だった。前半終了間際にミドルシュートが決まり、ようやく試合が動く。後半は和歌山南陵が反攻に出てペースを握ったが、和歌山工は粘り強い守備対応でリードを最後まで死守。実に30年ぶりとなる選手権行きを勝ち取った。
和歌山では和歌山工と和歌山南陵が決勝で激突した。互いに自慢の組織的な守備が機能し、引き締まった内容を披露。拮抗した展開が続くなか、待望の先制点を奪ったのは和歌山工だった。前半終了間際にミドルシュートが決まり、ようやく試合が動く。後半は和歌山南陵が反攻に出てペースを握ったが、和歌山工は粘り強い守備対応でリードを最後まで死守。実に30年ぶりとなる選手権行きを勝ち取った。