名将の仕事は評価しつつも「選択肢にはない」
アーセン・ヴェンゲルは、指揮官のポストが空いているブンデスの強豪バイエルンとのコンタクトはないと話していた。だが、バイエルン側は接触を明かしたうえで、ヴェンゲルの就任はないと主張しているようだ。
ブンデスリーガ前節でフランクフルトに1-5と大敗したバイエルンは、11月3日にニコ・コバチ前監督の離職が決定。現在はコーチのハンジ・フリックが暫定的に指揮を執っている。6日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ4節ではオリンピアコスを下し、決勝トーナメント進出を決めた。
同日、『beIN SPORTS』の番組でコメンテーターを務めていたヴェンゲルは、噂されるバイエルンとの接触について問われると、「クラブを率いる人たちのことを30年も前から知っているし、バイエルンとの話を拒むことはない」と述べた。
「ずっとずっと以前のことだが、バイエルンに行きかけたしね。私に言えるのはそれだけだ」
ブンデスリーガ前節でフランクフルトに1-5と大敗したバイエルンは、11月3日にニコ・コバチ前監督の離職が決定。現在はコーチのハンジ・フリックが暫定的に指揮を執っている。6日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ4節ではオリンピアコスを下し、決勝トーナメント進出を決めた。
同日、『beIN SPORTS』の番組でコメンテーターを務めていたヴェンゲルは、噂されるバイエルンとの接触について問われると、「クラブを率いる人たちのことを30年も前から知っているし、バイエルンとの話を拒むことはない」と述べた。
「ずっとずっと以前のことだが、バイエルンに行きかけたしね。私に言えるのはそれだけだ」
ヴェンゲルは、コメント時点でバイエルンとはまったく話していないともつけ加えた。だが、ドイツ紙『BILD』の報道として欧米スポーツチャンネル『ESPN』が伝えたところによると、バイエルン側はヴェンゲルとのコンタクトを認めたという。
記事によれば、6日午後にヴェンゲルから、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOに連絡があり、監督就任に関心があることを伝えられたという。だが、バイエルンは同紙に「アーセナルでのヴェンゲルの仕事を高く評価しているが、バイエルン指揮官の選択肢ではない」と明かした。
2018年にアーセナルを去って以降、たびたび現場復帰希望を口にしているヴェンゲル。だが、ドイツの名門を率いる可能性は現時点では低そうだ。
また、現時点ではブンデスリーガの次節ドルトムント戦までフリック暫定体制が決まっており、『BILD』紙はそのままフリックが監督を務める可能性も除外はできないと伝えている。
現在、首位ボルシアMGに勝点4ポイント差の4位と苦しんでいる昨季王者バイエルン。果たして、どのような決断を下すのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部