「この数日間は本当にタフだった」
現地時間11月6日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第4節で、B組のトッテナム・ホットスパーは、敵地でレッドスターを4-0と打ち負かした。
グループ突破に向けて大きく前進した一戦で、2ゴールを叩き出して、勝利に大きく貢献したソン・フンミンは、試合後のインタビューで開口一番に謝罪を口にした。
2得点を挙げた韓国代表FWが謝罪したのには理由がある。現地時間11月3日に行なわれたプレミアリーグ第11節のエバートン戦で、アンドレ・ゴメスに後方からタックル。これによって躓いたポルトガル代表MFは前方から寄せに来ていたセルジュ・オーリエと衝突し、右足首の脱臼骨折という大怪我を負った。
状況の深刻さを察したソン・フンミンは手で顔を覆って涙を流し、一発退場(後日レッドカードは取り消しとなった)を宣告されて泣きながらピッチを後に……。さらにロッカールームでも泣きじゃくっていたというだけあって、その精神状態が不安視されていた。
グループ突破に向けて大きく前進した一戦で、2ゴールを叩き出して、勝利に大きく貢献したソン・フンミンは、試合後のインタビューで開口一番に謝罪を口にした。
2得点を挙げた韓国代表FWが謝罪したのには理由がある。現地時間11月3日に行なわれたプレミアリーグ第11節のエバートン戦で、アンドレ・ゴメスに後方からタックル。これによって躓いたポルトガル代表MFは前方から寄せに来ていたセルジュ・オーリエと衝突し、右足首の脱臼骨折という大怪我を負った。
状況の深刻さを察したソン・フンミンは手で顔を覆って涙を流し、一発退場(後日レッドカードは取り消しとなった)を宣告されて泣きながらピッチを後に……。さらにロッカールームでも泣きじゃくっていたというだけあって、その精神状態が不安視されていた。
決して普段通りのメンタルではなかったはずだ。それでも2ゴールと目に見える結果を残したソン・フンミンは試合後、英メディア『BT Sports』のフラッシュインタビューで、「この数日間は本当にタフだった」と語った。
「誰もが僕に対して強い励ましのメッセージをくれた。あのアクシデントは本当に、本当に申し訳なく思っている。けど、僕はチームのために集中し続けなければいけなかった。それこそが、僕を支えてくれた人たちへの正しい答えだと思った。この何日かで、自分がどれほど幸せなのかを実感した。ファンやチームメイトに恵まれたのだとね」
57分に1点目を決めたシーンでは、カメラに向けて両手を合わせ、謝罪するゴールセレブレーションを見せたソン・フンミンは、A・ゴメスに対してのメッセージも改めて送っている。
「僕は自分が置かれた状況と事の重大さを尊重したくて、ゴールを祝うことはしなかった。アンドレ・ゴメスがすぐに回復をしてくれることを祈っている」
“加害者”となったソン・フンミンが公の場で謝罪をしたことで、今回の騒動は収束するのか。プレーに集中できる環境が、一刻も早く整うのを願うばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部