【横浜FC】中村俊輔が「なかなかない」起用法に触れて語る「何がこの時期大事か」

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年11月03日

長崎戦で2試合連続のスタメン出場を果たす。

横浜FCの中村が長崎戦で2戦連続の先発出場した。(C)SOCCER DIGEST

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 横浜FCの中村俊輔が長崎戦で、前節に続いて2試合連続のスタメン出場。佐藤謙介とダブルボランチを組み、中盤の底からパスを捌きながら、ゲームをコントロール。フル出場し、まずまずのパフォーマンスを披露した。

 これまで横浜FCのダブルボランチは田代真一と松井大輔のコンビが鉄板だったが、37節の京都戦を0-3で落とすと、38節の東京V戦(〇2-1)からは中村と佐藤謙介に代わった。そして、39節の長崎戦では前線の軸だったイバとレアンドロ・ドミンゲスも同時にベンチに置き、代わりに皆川佑介と齋藤功佑を起用。中村はセンターラインの起用法に触れつつ、ゲームをこう振り返った。

「2トップとボランチが、この時期に4人が代わるのはなかなかない。自分も含めて新しく出たメンバーはもちろん頑張るし、何を望んでるのかというのは、分かりやすかった。京都に負けた後に、何がこの時期大事かって、ミナ(皆川)もコウスケ(齋藤功)もそうだし、あんだけ2トップがしっかり守備、というよりも全員の意識のブロック。4-4-2でしっかり。あそこまでボランチのところまで行ってくれると、すごい助かるしね」
 たしかに中村の言う通り、皆川は最前線からプレスをかけていたし、齋藤功はその皆川と連係しながら相手のボランチをケア。ボランチとしては、守備がやり易かっただろう。そのダブルボランチも、中村&佐藤は中盤で球際を戦っていた。

 守備面の奮闘もあって、長崎戦は齋藤功と斉藤光のゴールで2-0の勝利。これで横浜FCは暫定ながら、自動昇格圏内の2位に浮上した。次節は11月10日の徳島戦。中村は次のように展望した。

「徳島は調子も良い。みんな切り替えていると思うので、次のようなタイプ、ショートパスだったり前から来る相手にどうするかというのは、また週明けですぐシモさん(下平隆宏監督)がミーティングだったりで提示して、ここを意識しよう、ここが悪かった、というのを練習で落とし込むので、それをより一週間で喋って、こう来たらこうする、こなかったら、こうする、というイメージを深めていきたい」

 徳島は現在4連勝中で勝点67の5位と好調だが、中村は下平監督の下でしっかりと対策を練ってチームで準備をして、臨機応変に対応したいと意気込む。2位の横浜FCは勝点70のため、負ければ勝点で並ばれてしまう重要な一戦だ。徳島戦との上位直接対決を制し、昇格に向けて突き進みたい。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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