果敢なオーバーラップでアピール
[J130節]川崎2-1広島/11月2日/等々力
良くも悪くも、広島との一戦で誰よりも目立ったのは、川崎の右SBマギーニョだった。
この日の川崎は、中盤のキーマン家長昭博、左SB車屋紳太郎、CB谷口彰悟を出場停止、さらに守備のポリバレント守田英正、右SB馬渡和彰らを負傷で欠く苦しい状況。そのシチュエーションで右SBで先発したのがマギーニョだった。
今季開幕前に加入したブラジル人助っ人は、リーグ戦ではこれが7試合目の出場。13節のアウェーでの大分戦では決勝弾を挙げたものの、その後はなかなかチャンスに恵まれなかったが、「これまでのなかで一番、攻撃に顔を出せたと思います」と、広島戦では序盤から積極的なオーバーラップを披露。
特に光ったのはスプリント能力で、カウンターの際には自陣から一気に駆け上がり、相手エリア内でパスを要求する姿は、実に躍動感に溢れていた。
良くも悪くも、広島との一戦で誰よりも目立ったのは、川崎の右SBマギーニョだった。
この日の川崎は、中盤のキーマン家長昭博、左SB車屋紳太郎、CB谷口彰悟を出場停止、さらに守備のポリバレント守田英正、右SB馬渡和彰らを負傷で欠く苦しい状況。そのシチュエーションで右SBで先発したのがマギーニョだった。
今季開幕前に加入したブラジル人助っ人は、リーグ戦ではこれが7試合目の出場。13節のアウェーでの大分戦では決勝弾を挙げたものの、その後はなかなかチャンスに恵まれなかったが、「これまでのなかで一番、攻撃に顔を出せたと思います」と、広島戦では序盤から積極的なオーバーラップを披露。
特に光ったのはスプリント能力で、カウンターの際には自陣から一気に駆け上がり、相手エリア内でパスを要求する姿は、実に躍動感に溢れていた。
しかし1点のリードで迎えた後半、「広島は(後半から)システムを変えてきたなかで、スライドして走らなくてはいけませんでした。その分、エネルギーを消費しましたし、また長い間、ゲームに関われなかったので、自分の身体がそういう風になってしまったのかなと感じます」と、終盤になるにつれて疲労が増し、足をつりかけた。すると82分には痛恨のパスミスを喫してしまう。
広島のGK大迫敬介からのロングボールの処理を誤ると、中途半端に頭で後方に戻したボールをレアンドロ・ペレイラに拾われ、同点弾を許したのだ。せっかくのアピールの機会で、痛恨のパスミス。もっとも「ミスをしましたし、とにかく結果を残さなくてはいけないと思いました」と、直後には大きな仕事をこなす。
失点から2分後の84分、左サイドで阿部浩之がクロスを上げると、相手エリア内で齋藤学がシュート。それは相手DFにブロックされるも、詰めたのがマギーニョだった。
右サイドを一気に走り抜き、相手エリア内でこぼれ球をワントラップしてから右足を一閃。豪快なシュートをネットに突き差したのだ。
「等々力でゴールすることを目標にやってきましたし、なによりチームの勝利につながったのが良かったです」と笑顔を見せる男は、初挑戦となる日本での1年では影ながら努力を重ねてきた。
広島のGK大迫敬介からのロングボールの処理を誤ると、中途半端に頭で後方に戻したボールをレアンドロ・ペレイラに拾われ、同点弾を許したのだ。せっかくのアピールの機会で、痛恨のパスミス。もっとも「ミスをしましたし、とにかく結果を残さなくてはいけないと思いました」と、直後には大きな仕事をこなす。
失点から2分後の84分、左サイドで阿部浩之がクロスを上げると、相手エリア内で齋藤学がシュート。それは相手DFにブロックされるも、詰めたのがマギーニョだった。
右サイドを一気に走り抜き、相手エリア内でこぼれ球をワントラップしてから右足を一閃。豪快なシュートをネットに突き差したのだ。
「等々力でゴールすることを目標にやってきましたし、なによりチームの勝利につながったのが良かったです」と笑顔を見せる男は、初挑戦となる日本での1年では影ながら努力を重ねてきた。