泣く泣く現地観戦を断念したリバプール・ファン
相手サポーターに対するベルギー古豪の“粋な計らい”が話題を呼んでいる。
現地時間10月23日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第3節で、敵地に乗り込んだリバプールは危なげない試合運びで、ヘントに4-1の快勝を収めた。
アウェーながら数多くのコップ(熱烈なリバプール・ファンの総称)が駆けつけた試合だったが、チケットを持ちながら自分たちのミスによって現地観戦できなかったサポーターがいた。
英紙『Daily Mail』によれば、とあるふたりのリバプール・サポーターは会場となった「Genk(ヘンク)」ではなく、そこから150kmほど離れた「Gent(ヘント)」に行ってしまったというのだ。
現地時間10月23日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第3節で、敵地に乗り込んだリバプールは危なげない試合運びで、ヘントに4-1の快勝を収めた。
アウェーながら数多くのコップ(熱烈なリバプール・ファンの総称)が駆けつけた試合だったが、チケットを持ちながら自分たちのミスによって現地観戦できなかったサポーターがいた。
英紙『Daily Mail』によれば、とあるふたりのリバプール・サポーターは会場となった「Genk(ヘンク)」ではなく、そこから150kmほど離れた「Gent(ヘント)」に行ってしまったというのだ。
試合会場までは車で2時間ほどの距離ながら、まさかの勘違いが発覚したのはキックオフの約30分前。そのためふたりは現地での観戦は諦め、ヘントにあるカフェで試合中継を観ていたようだ。
たった一字の違いが招いた“悲劇”。チームは勝利したとはいえ、サポーターコンビは小さくないショックに見舞われたことだろう。そこで、彼らに対してユニークな働きかけをしたのが、地名を間違われた「ヘント」だった。
SNSを通じてこの話を知った同クラブは、公式ツイッターで「ベルギーの地理についていくつかのレッスンを行ないますよ」と、現地時間10月24日に行なわれたヨーロッパリーグ第3節、ヘント対ヴォルフスブルク戦に彼らを招待したのだ。
しかしながら『Daily Mail』によれば、ヘントはふたりとコンタクトが取れたもののすでにイングランドに帰国していたため、試合観戦は実現しなかったようである。ただ、同クラブは別のホームゲームで両名を招待すると明言。思わぬ勘違いが招いた騒動から、ひとつ"絆"が生まれたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部