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西澤健太が清水ユース出身者の同期・北川航也と後輩・立田悠悟について語る。北川は怪物、立田は…

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2019年10月25日

「(北川は)たぶん寂しいんだと思います(笑)」

西澤はユース時代の同期の北川とは、わずか半年しかプロで共演できなかったが、海外で頑張ってほしいとエールを送る。写真:徳原隆元

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 今季、筑波大から加入した西澤健太はJ1でここまで7ゴール・3アシストを記録し、清水エスパルスの主力に定着。高校卒業時にトップ昇格はできなかったが、西澤は清水の育成組織出身者でもある。同期には日本代表として1月のアジアカップに出場した北川航也(ラピド・ウィーン)などがいる。

 西澤は同期で昇格した北川にどんな印象を抱いているのだろうか。

「小学校の時から一緒にプレーしたことがあるので、その時からスーパーでした。中学、高校も変わらずで、ユースの最後の1年間は怪我していましたけど、トップに昇格して、あれだけ結果を残しているんで、僕たちにとっては怪物です」

 “怪物”という表現を使ったとはいえ、西澤の大学の試合に北川は「タイミングが合えば来てくれていた」友達でもある。その時には「シンプルに『今日のプレー良かったね』、『ダメだったね』」などのアドバイスもくれていた。

 そして今季、プロの舞台で4年ぶりに共演。しかし、西澤は序盤戦では出場機会に恵まれず、ようやく出番が増えた矢先に北川がオーストリアのラピド・ウィーンへ移籍してしまった。

「自分の出だしが遅れ、1、2か月しか一緒にプレーできなかったので、そこは悔やまれます。でも彼なりの覚悟を持って海外に行ったとは思います。僕は応援しかできないけど、頑張ってほしいです」
 
 それでも北川とは今も「時々連絡は取り合っていて、怪我をしているし、たぶん寂しいんだと思います。まあ、仲良くはさせてもらってはいます。向こうがどう思っているかは分からないけど(笑)」とお互いの関係は良好のようだ。

 また、ユース時代の2学年後輩でU-22日本代表の立田悠悟の話も訊いてみた。

「ユースの時は全然覚えていないんです。背は高かったけど、プレーで目立つことはなかった。北川も同じことを言うと思います(笑)。でも僕が大学2年次に『トップに上がったあいつ』って見ていてプロ2年目から試合に出始めて、能力はあったんでしょうね」

 ただ、今ではもちろん「東京五輪世代で、あれだけ身長が高い選手は日本でなかなか居ないので、すごく良いポテンシャルは持っていると思います」とその能力を認めている。

 西澤はユース時代に過ごした清水で環境にも恵まれ、活躍を続けている。「清水以外だったらスムーズにいかなかったかもしれません」と感謝を口にする23歳のアタッカーの今後のさらなる成長が楽しみだ。
 
取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

※本記事は、サッカーダイジェスト11月14日号(10月24日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
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