「今日の負けは次に活きる」
強敵ブラジルを敵地で打ち負かした若きサムライ戦士たちへの賛辞が止まらない。
現地時間10月14日、サンロレンソダマタのアレナ・ペルナンブコで、U-22ブラジル代表と対戦したU-22日本代表は、3-2と逆転勝ちを収めた。
立ち上がりの15分にPKで先制を許した日本だったが、28分と52分に田中碧の強烈なミドルシュートで逆転すると、68分に中山雄太のスーパーミドルでブラジルを突き放す。その後、攻勢を強めたセレソンに82分にPKで1点差に詰め寄られながらも、堅守で逃げ切りに成功した。
試合後、本拠地で敗れたブラジルへの非難が相次ぐなか、敵将のアンドレ・ジャルディンは、「日本は非常に明確で、我々は彼らよりも一歩後退している」と分析した。その内容をペルー紙『El Comercio』が伝えている。
「日本は非常によく訓練をされたチームで、とても統率が取れていた。我々は彼らの短所を突こうとしたが、難しかった。彼らは非常に効果的で、現時点ではオリンピックに出場するチームの中でも最高レベルにある」
現地時間10月14日、サンロレンソダマタのアレナ・ペルナンブコで、U-22ブラジル代表と対戦したU-22日本代表は、3-2と逆転勝ちを収めた。
立ち上がりの15分にPKで先制を許した日本だったが、28分と52分に田中碧の強烈なミドルシュートで逆転すると、68分に中山雄太のスーパーミドルでブラジルを突き放す。その後、攻勢を強めたセレソンに82分にPKで1点差に詰め寄られながらも、堅守で逃げ切りに成功した。
試合後、本拠地で敗れたブラジルへの非難が相次ぐなか、敵将のアンドレ・ジャルディンは、「日本は非常に明確で、我々は彼らよりも一歩後退している」と分析した。その内容をペルー紙『El Comercio』が伝えている。
「日本は非常によく訓練をされたチームで、とても統率が取れていた。我々は彼らの短所を突こうとしたが、難しかった。彼らは非常に効果的で、現時点ではオリンピックに出場するチームの中でも最高レベルにある」
この指揮官の言葉に同調したのが、レアル・マドリーに所属するFWのロドリゴだ。
マドリーで日本代表MFの久保建英(現マジョルカ)ともプレーした18歳の超逸材アタッカーは、この日は57分からピッチに立ちながら、目に見える結果を残せなかった。そんなプレー内容を受け、次のようにコメントしている。
「日本はオリンピックで金メダルを手にする候補のひとつだと思う。だから、難しい試合になることは分かっていた。ただ、強いチーム同士の対戦で、僕らも大きな成果を得ることができた」
さらにロドリゴは、「敗戦から学ぶことがあった」と手応えも口にしている。
「今日は難しくなることは分かっていた。でも、勝利する以上のことを学べた敗戦だったし、今日の負けは次に活きてくると信じている。みんなは監督の哲学を理解しているけど、僕はこのチームでは新人だから少しずつ慣れていくよ。経験豊富な選手たちが多いから心配はしていない」
セレソンの面々から賛辞が集まる出色のパフォーマンスを披露した日本。来夏に行なわれる東京オリンピックに向けて手応え十分の遠征となったと言えそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部