浦和が公式戦11試合ぶりの勝利を手にできた要因は?ポイントはいつもと違う采配

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月03日

「ここ最近は60分から70分あたりから失点する流れがあって、フラストレーションが全員にあった」

決勝進出へ大きな勝利を手にした浦和。第2戦は広州恒大のホームで開催される。写真:徳原隆元

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 浦和レッズは2日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦、広州恒大(中国)戦で2-0の勝利を飾った。2戦合計での突破を競う形式で、先にホームで戦うことになった対戦順を踏まえれば、最高に近い結果を残したと言える。そして、その勝ち方は最近の浦和に横たわった課題を克服するものだった。


 試合前日に、エースの興梠慎三は初戦の結果に対して「失点しないのが一番で、1-0で勝つなら0-0で終わった方が第2戦で戦いやすい可能性もある。できれば、2-0か3-0で勝ちたい。勝っている方はどうしても第2戦が難しくなる。心のどこかで『取られなければ良い』と思ってしまうからね」と話していた。

 だから、19分にファブリシオが強烈なミドルシュートを決めて先制したものの、少しずつ押し込まれてきた後半は危険な香りが漂っていた。しかし、この日の大槻毅監督の采配はハマった。67分に、そのファブリシオに代えて武藤雄樹を投入すると再び流れを引き戻したからだ。背後への抜け出しと、降りてきてボールを受けるメリハリをつけた武藤の動きは、広州のプレスに苦しみ始めたチームを救った。そして、敵陣に侵入する回数を増やした浦和75分に、コーナーキックのこぼれ球から関根貴大のミドルで追加点を奪う。これで、興梠の話していた理想的なスコアまで手が届いた。
 
 浦和は多くの話題を集めていたように、公式戦10試合連続で勝利のない状態だった。特に課題となっていたのが、3バックの中央でスタメン出場した鈴木大輔が「ここ最近は60分から70分あたりから失点する流れがあって、フラストレーションが全員にあった」と話した部分だ。振り返ってみれば、この後半の中盤から終盤にかけての時間帯に同点やリードしていた時の浦和は、守備的な長所を持つ選手を投入することが多く、それが相手に押し込まれる時間を増やしてゴール前が陥落する引き金になっていた部分がある。

 しかし、この日は武藤の投入で攻撃的な姿勢を崩さないメッセージが伝わったことに加え、より高い位置でボールを保持することで相手の攻撃機会を削った。大槻監督は最終的に阿部勇樹と宇賀神友弥を投入して中盤から後方の強度を高めるが、それは2点差とした後で残り5分からの本当に最後の時間帯だった。
 
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