ロリス本人は…
世界的名手が犯したまさかのミスが、話題を集めている。
現地時間9月28日に行なわれたプレミアリーグの第7節で、サウサンプトンを本拠地で迎え撃ったトッテナム・ホットスパーは、退場者を出して数的不利に陥りながらも、主砲ハリー・ケインの挙げた勝ち越しゴールを守り抜いて、2-1と勝利した。
24分にタンギ・ヌドンベレの得点で幸先よく先手を取ったトッテナムだったが、31分にセルジュ・オーリエが退場となると、その8分後に最悪のかたちで、失点を喫してしまう。
自陣でビルドアップを行なっていた時だった。CBのトビー・アルデルワイレルドからのバックパスをゴール前で受けたGKユーゴ・ロリスは、利き足の左へとボールを持ち換えようとコントロール。しかし、この球出しが少し長くなると、猛然とチェイスしてきた相手FWダニー・イングスにかっさらわれ、為す術なく押し込まれてしまったのだ。
直後の43分にケインが勝ち越し点を奪って、何とか勝点3は手にしたものの、ロリスの名手らしからぬ不用意なボール処理には、非難の声が殺到している。
現地時間9月28日に行なわれたプレミアリーグの第7節で、サウサンプトンを本拠地で迎え撃ったトッテナム・ホットスパーは、退場者を出して数的不利に陥りながらも、主砲ハリー・ケインの挙げた勝ち越しゴールを守り抜いて、2-1と勝利した。
24分にタンギ・ヌドンベレの得点で幸先よく先手を取ったトッテナムだったが、31分にセルジュ・オーリエが退場となると、その8分後に最悪のかたちで、失点を喫してしまう。
自陣でビルドアップを行なっていた時だった。CBのトビー・アルデルワイレルドからのバックパスをゴール前で受けたGKユーゴ・ロリスは、利き足の左へとボールを持ち換えようとコントロール。しかし、この球出しが少し長くなると、猛然とチェイスしてきた相手FWダニー・イングスにかっさらわれ、為す術なく押し込まれてしまったのだ。
直後の43分にケインが勝ち越し点を奪って、何とか勝点3は手にしたものの、ロリスの名手らしからぬ不用意なボール処理には、非難の声が殺到している。
『Daily Mail』紙が、「恐ろしい失態だ。キャプテン交代の可能性もありうる」と非難すれば、同じく英紙の『The Sun』は、「悲惨なミスであり、なぜゴールから6ヤードに満たない場所でクライフターンのようなプレーをしたのかは、不可解だ」と酷評。さらにロリスの母国フランスの『Le Telegramme』紙も、「信じられない過ち。彼は昔から変わらない」とこき下ろした。
もちろん、スパーズ・ファンも、あまりの軽率さに怒り心頭だ。SNSでは、次のような辛辣な言葉が飛んだ。
「ロリスは道化師だ」
「アイツの脳は屁でもしているんじゃないか?」
「ロリスはクソだ。キャプテンの腕章をすぐに剥ぎ取るべきだ」
「飲酒運転といい、今回のミスといい、自覚が足りていない」
「守護神としてはありえない不用意さ」
このミスに落ち込むことなく、61分には日本代表CB吉田麻也のヘディングシュートを横っ飛びでセーブし、窮地を救ったロリス。試合後、クラブの公式サイトのインタビューで、失点についてこう振り返っている。
「僕自身には腹が立った。あれはあってはならないミスだ。だけど、大事なのは下を向かずにしっかりと続けることだったと思う。だから、後半のパフォーマンスには満足している。失点の後にすぐに点を取ってくれた仲間にも感謝したい」
しっかりと切り替え、気丈に振る舞った守護神。チームの精神的支柱でもあるだけに、低調なパフォーマンスが続くようだと、タイトル奪取はなしえない。これ以上のミスがないことをトッテナムのファンは祈っているはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部