「私は天才でも完璧でもない。だが…」
リバプールとユルゲン・クロップ監督の契約は、2022年6月までとなっている。クラブはチャンピオンズ・リーグ優勝に導いた指揮官との契約延長を望んでいると言われるが、本人は現契約の満了をもって退任する考えとも噂されている。
現時点で、確かなのは、クロップが自身の後任に、リバプールのレジェンドを考えているということだ。英サッカー専門誌『FourFourTwo』のインタビューで、「もしも明日リバプールが私をクビにしたら、ケニー(・ダルグリッシュ)がファーストチョイスだろうね」と自ら述べている。
「だが、彼らはグラスゴーからスティービーを連れてくるんじゃないか。誰がわたしの後任になるべきかと聞かれたら、私はスティービーと答える。可能な時はいつでも彼を助けるよ」
スティービーとはもちろん、長年にわたってリバプールのキャプテンマークを巻き、現在はスコットランドの古豪レンジャーズを率いるスティーブン・ジェラードのことだ。
現時点で、確かなのは、クロップが自身の後任に、リバプールのレジェンドを考えているということだ。英サッカー専門誌『FourFourTwo』のインタビューで、「もしも明日リバプールが私をクビにしたら、ケニー(・ダルグリッシュ)がファーストチョイスだろうね」と自ら述べている。
「だが、彼らはグラスゴーからスティービーを連れてくるんじゃないか。誰がわたしの後任になるべきかと聞かれたら、私はスティービーと答える。可能な時はいつでも彼を助けるよ」
スティービーとはもちろん、長年にわたってリバプールのキャプテンマークを巻き、現在はスコットランドの古豪レンジャーズを率いるスティーブン・ジェラードのことだ。
自身の後継者の名前を口にしたクロップは、「誰かが自分の仕事を引き継ぐことになったら、その人物が問題なのではなく、自分が不十分だったということだ」と続けている。
「私は十分に年齢を重ね、自分がこの仕事にすべてを注いでいることを分かっている。天才でも完璧でもない。だが、クラブに100パーセントを尽くす。それで足りれば素晴らしいことだし、足りなければその状況の問題というだけだ」
さらに稀代の熱血漢は、「嫉妬はしないし、疑い深くなったりしない。完全にオープンだ。私の助けを望むのであれば、それは得られるよ」と、仮に解任されても後任を助けること述べている。
「家族にはよく、打ち解けるのが早すぎるなんて思われているけどね。ただ、私はそうじゃないと時間の無駄だと思うんだ。人生を、自分の仕事を、私は愛している。多くの人のことが好きというだけさ」
もちろん、リバプールとそのサポーターたちは、クロップができるだけ長く指揮を執ることを願っているだろう。ただ、その後を継ぐかたちで、クラブのアイコンであったジェラードが、指揮官としてアンフィールドのベンチに座る姿を見てみたいというファンも多いのではないだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部