熱血漢が語った未来像
リバプールの熱血漢が自身の将来を展望した。
現地時間8月20日、ドイツ紙『Bild』の取材に応じたリバプールのドイツ人指揮官ユルゲン・クロップが、今後2~3年のうちに監督生活に幕を下ろす可能性があること明かした。
2001年2月にマインツで指導者としてのキャリアをスタートさせたクロップは、後に代名詞となる“ゲーゲンプレス”をチームに浸透させ、当時2部に甘んじていた小規模クラブの1部昇格に貢献。その後、08年7月から就任したドルトムントでは、その類稀な人心掌握術でトップレベルの選手を巧みに操り、ブンデスリーガの連覇(10-11、11-12)とDFBカップ(11-12)をもたらした。
15年10月にリバプールの指揮官となったクロップは、瞬く間にアグレッシブなスタイルを定着させ、就任3年目を迎えた昨シーズンは、プレミアリーグで王者マンチェスター・シティと最終節までもつれ込む優勝争いを展開(最終順位は2位)。そして、2年連続でファイナルに進出したチャンピオンズ・リーグではトッテナムを撃破して欧州制覇を成し遂げた。
リバプールに来て4年目のシーズンを迎えた52歳の熱血漢の脳裏には、早くも「引退」の二文字が見え始めているという。
現地時間8月20日、ドイツ紙『Bild』の取材に応じたリバプールのドイツ人指揮官ユルゲン・クロップが、今後2~3年のうちに監督生活に幕を下ろす可能性があること明かした。
2001年2月にマインツで指導者としてのキャリアをスタートさせたクロップは、後に代名詞となる“ゲーゲンプレス”をチームに浸透させ、当時2部に甘んじていた小規模クラブの1部昇格に貢献。その後、08年7月から就任したドルトムントでは、その類稀な人心掌握術でトップレベルの選手を巧みに操り、ブンデスリーガの連覇(10-11、11-12)とDFBカップ(11-12)をもたらした。
15年10月にリバプールの指揮官となったクロップは、瞬く間にアグレッシブなスタイルを定着させ、就任3年目を迎えた昨シーズンは、プレミアリーグで王者マンチェスター・シティと最終節までもつれ込む優勝争いを展開(最終順位は2位)。そして、2年連続でファイナルに進出したチャンピオンズ・リーグではトッテナムを撃破して欧州制覇を成し遂げた。
リバプールに来て4年目のシーズンを迎えた52歳の熱血漢の脳裏には、早くも「引退」の二文字が見え始めているという。
『Bild』が選ぶ昨シーズンの最優秀監督賞に輝いたクロップは、その受賞の式典において、「私はこの先もいまのように続けていきたいと思っている」と前置きしたうえで、次のように未来像を語った。
「続けたいが、2~3年が経った時に何が起こるかはわからない。もしかしたら、引退しているかもしれない。必ずしもそれが起こるという意味ではないが、もし、そうなっても驚かないでほしい」
さらにクロップは、今後のキャリアで“やりたいこと”も明かしている。
「私がこの先、やりたいと思うのは、ドイツ代表監督、バイエルンの監督、ドルトムントへの再任、そしてリバプールでキャリアを終えることだね。ただ、とくに深くは考えていないよ。私自身、何をするかはわかってないのさ」
その熱さでサッカー界を大いに盛り上げているクロップは、どこまでキャリアを続けるのだろうか……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部