シーズン開幕前のハードスケジュールに苦言
今シーズン、ラ・リーガ王者のバルセロナは、開幕から不安定な状態が続いている。
6節を消化したラ・リーガでは、3勝1分け2敗とわずかに勝ち星が先行しているものの内容は低調だ。とりわけ、守備は25日現在でリーグワーストタイの10失点と安定感を欠いている。
5節では、昇格組のグラナダに0-2と完敗し、早くもシーズン2敗目を喫した王者は、贔屓紙として知られる『MUNDO DEPORTIVO』から「魂の抜けたチーム」と酷評されるなど、苦しい状態にある。
チームが低調なスタートを切った理由を選手たちはどう捉えているのか。現地時間9月24日に行なわれたビジャレアル戦後にスペイン紙『Marca』で、主力CBのジェラール・ピケは、「プレシーズンのスケジュールに問題があった」と口にした。
「この夏のプレシーズンのスケジュールは、良いスタートを切るための助けにはまったくならなかった。旅行の移動が多いわりに、トレーニングの量は少なかった。僕らの多くが気づいているよ。実際、まだ調子を取り戻せていない」
6節を消化したラ・リーガでは、3勝1分け2敗とわずかに勝ち星が先行しているものの内容は低調だ。とりわけ、守備は25日現在でリーグワーストタイの10失点と安定感を欠いている。
5節では、昇格組のグラナダに0-2と完敗し、早くもシーズン2敗目を喫した王者は、贔屓紙として知られる『MUNDO DEPORTIVO』から「魂の抜けたチーム」と酷評されるなど、苦しい状態にある。
チームが低調なスタートを切った理由を選手たちはどう捉えているのか。現地時間9月24日に行なわれたビジャレアル戦後にスペイン紙『Marca』で、主力CBのジェラール・ピケは、「プレシーズンのスケジュールに問題があった」と口にした。
「この夏のプレシーズンのスケジュールは、良いスタートを切るための助けにはまったくならなかった。旅行の移動が多いわりに、トレーニングの量は少なかった。僕らの多くが気づいているよ。実際、まだ調子を取り戻せていない」
今夏にバルセロナは、日本でチェルシーとヴィッセル神戸と試合をしてから、一度、スペインに戻って、アーセナルと親善試合を行った後、アメリカ遠征に出発。そこでナポリとの2試合をこなした6日後にラ・リーガの開幕を迎えていた。
ほぼ地球一周に近いハードスケジュールに苦言を呈したピケは、さらにこうも続けている。
「僕らは勝利しなければならない。これは後退だよ。今、メッシに何が起こったのかを見てくれ。しかし、それも言い訳にはならない。チームの中には、彼にとって代わって先に進む資格を持つ者もいる。ただ、メッシの怪我もできるだけ短いものであることを祈るよ。
なんらかの理由で調子を上げられていない選手がかなりいる。メッシの重症度は分からないけどね。バルセロナでは言い訳はできない。だから、『これが今のベストだ』と言うしかない。でも、僕は言う。プレシーズンは最高ではなかった」
無論、今シーズンにおけるバルサの不調の原因は、プレシーズンの移動によるものだけではないだろう。ただ、ここ数年、プレシーズンでの過密日程が問題視されているのは確かだ。
そうした問題にハッキリと釘を刺したピケの言葉は、スケジュールを管理する上層部に届くのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部