試合終了後に笑顔で握手と抱擁をかわす
現地時間9月22日、ポルトガル・リーグの第6節が行なわれ、中島翔哉を擁するポルトはホームにサンタ・クララを迎え、2-0で勝利した。
中島は残り30分弱で2-0という、第5節のポルティモネンセ戦とほぼ同様のシチュエーションでピッチに投入された。前節はその後に2失点を喫し、後半アディショナルタイムのゴールで1点を勝利したものの、試合終了とともにセルジオ・コンセイソン監督がピッチ上にいた中島のもとに赴き、腕を掴んで激しい剣幕で叱責したことが大きな話題となった。
このサンタ・クララ戦は、中島にとって自らの評価と自信を回復するためのチャンスでもあった。サポーターもそれを承知していたのか、温かい拍手で10番の登場を迎えた。
中島はボールタッチこそ多くなかったものの、何度かチャンスの起点となったほか、周囲との連携を確かめるようにプレー。今度はしっかりとクローザーの役割を果たした。
中島は残り30分弱で2-0という、第5節のポルティモネンセ戦とほぼ同様のシチュエーションでピッチに投入された。前節はその後に2失点を喫し、後半アディショナルタイムのゴールで1点を勝利したものの、試合終了とともにセルジオ・コンセイソン監督がピッチ上にいた中島のもとに赴き、腕を掴んで激しい剣幕で叱責したことが大きな話題となった。
このサンタ・クララ戦は、中島にとって自らの評価と自信を回復するためのチャンスでもあった。サポーターもそれを承知していたのか、温かい拍手で10番の登場を迎えた。
中島はボールタッチこそ多くなかったものの、何度かチャンスの起点となったほか、周囲との連携を確かめるようにプレー。今度はしっかりとクローザーの役割を果たした。
現地紙『Record』が「ポルトの3点目のチャンスを作り出したのはナカジマだった」と讃えたパフォーマンスよりも注目を集めたのは、指揮官とのやり取りだった。
試合終了のホイッスルが鳴った後、コンセイソン監督はフィールド上の日本代表MFに駆け寄り、お互いに笑顔を浮かべ、ハグする姿がみられたのだ。
ポルトガル全国紙『A BOLA』はこの様子を「コンセイソンがナカジマを抱擁」と伝え、「セルジオ・コンセイソンと日本人選手との仲は、世論との不一致があったようだ。ナカジマのホームでの復帰戦はサポーターの大歓声に迎えられた。そして、試合後に監督は彼を心から抱擁した」と報じた。
また、現地紙『O jogo』は「サンタ・クララの試合を放送していたカメラは、そのシーンを捉えていた。監督とプレーヤーは、試合終了後のホイッスルが鳴った後、笑顔と抱擁、堅い握手で挨拶を交わした。また、試合中にもコンセイソンは笑顔を浮かべたシーンがあった。中島があまりにも激しいチャージをかけてファウルを食らい、イエローカードを受けた瞬間だった」と伝えている。
ようやく終結した感のある“ブチキレ騒動”。これで中島もいつも通り、伸び伸びとしたプレーも見せてくれることだろう。
ポルトは9月25日に国内カップ戦で再びサンタ・クララと対戦した後、週末にはリオ・アベとのアウェー戦に挑む。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部