偉大な先達の言葉にテア・シュテーゲンが反論
正GKというたった一つのイスを巡って、「GK大国」ドイツの名手が舌戦を展開している。
事の発端は、バルセロナで守護神を務めながらドイツ代表では控えGKとなっているマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがドイツ・メディア『T-Online』のインタビューに応じた際の一言にあった。
「正直、ちょっと気が狂いそうになる時はある。どれだけ自分がベストを尽くしても、望んだ場所にいられないからね」
自身の現状への“本音”を漏らしたテア・シュテーゲンの主張に対し、ドイツ代表で正GKの座に10年以上も君臨し続けるマヌエル・ノイアーも呼応。ドイツ衛星放送『Sky』のインタビューで、こう言い放ってみせた。
「彼は代表チームにいた時は何も言わなかった。ああいった言動はチームの助けにはならない。ドイツには、他にも、ケビン・トラップやベルント・レノもいる。彼らはいずれもベンチに座っているのが勿体ないくらいの素晴らしいゴールキーパーだ」
事の発端は、バルセロナで守護神を務めながらドイツ代表では控えGKとなっているマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがドイツ・メディア『T-Online』のインタビューに応じた際の一言にあった。
「正直、ちょっと気が狂いそうになる時はある。どれだけ自分がベストを尽くしても、望んだ場所にいられないからね」
自身の現状への“本音”を漏らしたテア・シュテーゲンの主張に対し、ドイツ代表で正GKの座に10年以上も君臨し続けるマヌエル・ノイアーも呼応。ドイツ衛星放送『Sky』のインタビューで、こう言い放ってみせた。
「彼は代表チームにいた時は何も言わなかった。ああいった言動はチームの助けにはならない。ドイツには、他にも、ケビン・トラップやベルント・レノもいる。彼らはいずれもベンチに座っているのが勿体ないくらいの素晴らしいゴールキーパーだ」
さらに「僕らはチームであり、重要なのは個人よりもチームのことだ」と諭したノイアー。しかし、その偉大な先達の言葉にテア・シュテーゲンは黙っていなかった。
現地時間9月17日に行なわれるチャンピオンズ・リーグのグループステージ第1節のドルトムント戦の前日会見においてテア・シュテーゲンは、「フェアじゃない」とノイアーに反論したのだ。
「僕にだって言いたいことはある。(ドイツ)代表のGKに競争があるとは言えない。プレーができない状況に満足する選手なんていないじゃないかな。もちろん、サッカーには幸せだけでなく、失望もあることは分かってる。
でも、ノイアーが僕の個人的な感情について何かを言う必要はないと思う。あくまでも僕自身の意見だからね。ここ数年を振り返れば、僕はいつだってよく振る舞ってきたし、ノイアーや他の人が言っていることはアンフェアだよ。ノイアーの発言は間違っている」
そして、「これ以上は言いたくない。論争は終わりだ」と結んだテア・シュテーゲンのコメントにノイアーは再び反論をするのか――。いずれにしても、二人の論争は、泥沼化の様相を呈している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部