故郷の少年サポーターを襲った悲報を耳にし…
今夏にアーセナルに加入した若きスコットランド代表DFキーラン・ティアニーの“サプライズ”が話題になっている。
スコットランド紙『THE SCOTTISH SUN』、地元オンラインチャンネル『STV』などによれば、ティアニーと同郷のラナークシャーに住む15歳の少年は、セルティック時代からこの左SBの大ファンだった。
その少年はティアニーが移籍したことに伴い、アーセナルのユニホームを新たに購入。しかしある日、タバコの火によってユニホームが燃やされるといういじめに遭い、ひどく落胆していたという(火をつけた少年は後に書類送検された)。
少年は75ポンド(約1万円)するユニホームを買い直すことができず、悲嘆に暮れていた。するとこの一件がティアニーの家族の耳に入り、本人にも伝わったという。
そして、少年のもとに、ティアニーのサインが入った真新しいユニホームと、一通の手紙が届いたのだ。
手紙に綴られていたメッセージはこうだ。
スコットランド紙『THE SCOTTISH SUN』、地元オンラインチャンネル『STV』などによれば、ティアニーと同郷のラナークシャーに住む15歳の少年は、セルティック時代からこの左SBの大ファンだった。
その少年はティアニーが移籍したことに伴い、アーセナルのユニホームを新たに購入。しかしある日、タバコの火によってユニホームが燃やされるといういじめに遭い、ひどく落胆していたという(火をつけた少年は後に書類送検された)。
少年は75ポンド(約1万円)するユニホームを買い直すことができず、悲嘆に暮れていた。するとこの一件がティアニーの家族の耳に入り、本人にも伝わったという。
そして、少年のもとに、ティアニーのサインが入った真新しいユニホームと、一通の手紙が届いたのだ。
手紙に綴られていたメッセージはこうだ。
「ジャック、君はめったにない経験をし、つらいことがあったと聞いた。けれど、君がそれを乗り越えてくれるように、アーセナルを代表して最大限の祈りと、新しいユニホームを送ります。
悲しい出来事にどれだけ傷ついたか想像もつかないけれど、君が回復し、乗り越えて、心身ともに強くなってくれることを祈っている。そうなったら、ぜひ僕にも知らせてほしい」
ティアニーからの激励のメッセージとプレゼントが届いたことを、少年はすぐには信じられなかったようだ。しかし、彼の母親がティアニーの家族から入手した、サイン入りユニホームを手にしたティアニーの写真を見て、ようやく実感が沸いたという。
「僕は彼に直接会ったことはないけれど、彼がセルティックでプレーし始めて以来、ずっと見て、応援している。友人の何人かは彼に会ったことがあり、本当に良い人だと言っていたよ」
少年は、いつかアーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムに行って、ユニホームを着て応援したいと語ったようだ。
この一件で、“憧れの存在”として故郷のサポーターを勇気づけたティアニーは、現在22歳。自身も熱心なセルティック・ファンであり、かつて所属した中村俊輔に憧れていたと公言している。
その愛するクラブを離れた俊英は、故障のため、まだ新天地でのデビューは叶っていない。しかし、指揮官のウナイ・エメリは戦列復帰が近いことを認めており、実践復帰のためのフェーズに移行しているようだ。
思わぬ”サプライズ”に感激した少年が、プレミア舞台で輝くティアニーの姿を目にする日は、そう遠くなさそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部