「覚えることが多くて、やりがいがある」
[J2リーグ第32節]横浜FC0-0大宮/9月15日/ニッパツ
大宮をホームに迎えた32節の大宮戦で、中村俊輔は移籍後、リーグ戦では初のフル出場を果たした。スタメンは30節の山形戦以来、二度目。当時はトップ下でプレーしたが、今回の大宮戦ではボランチに入り、攻守に奮闘を見せた。
0-0のスコアレスドローに終わったこの試合で、意識していたのは「ボランチから縦パスを入れる」こと。いくつか好配給を見せる場面はあったものの、残念ながら決定的な仕事にはつながらなかった。
そうした仕事よりも、際立っていたのは守備面だ。後半には身を挺したスライディングタックルでボールを奪うなど、献身的なディフェンスで中盤を引き締める。攻め込んでくる相手を懸命に追いかける姿もあった。これまでトップ下で攻撃をリードしてきたファンタジスタが、黙々と守備のタスクをこなしていく。
「今日は、(大宮の3-4-2-1の)シャドーに仕事をさせないように。早めにスライドして。そういう仕事をね」
それはトップ下でのプレーよりも「倍ぐらい、キツイ」。だからといって、手を抜くつもりはない。「チームのために。覚えることが多くて、やりがいがある」と、新天地でのサッカーを貪欲に吸収しようとしている。
「まあまあ、頑張ってんじゃん(笑)」
柔和な笑みを浮かべながら、冗談交じりに俊輔は自らを労った。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【中村俊輔 PHOTO】ボランチで先発出場!その左足で観衆を沸かす!
【横浜FC0-0大宮 PHOTO】激しい上位攻防戦は、両チーム見せ場を作るもスコアレスドロー!
大宮をホームに迎えた32節の大宮戦で、中村俊輔は移籍後、リーグ戦では初のフル出場を果たした。スタメンは30節の山形戦以来、二度目。当時はトップ下でプレーしたが、今回の大宮戦ではボランチに入り、攻守に奮闘を見せた。
0-0のスコアレスドローに終わったこの試合で、意識していたのは「ボランチから縦パスを入れる」こと。いくつか好配給を見せる場面はあったものの、残念ながら決定的な仕事にはつながらなかった。
そうした仕事よりも、際立っていたのは守備面だ。後半には身を挺したスライディングタックルでボールを奪うなど、献身的なディフェンスで中盤を引き締める。攻め込んでくる相手を懸命に追いかける姿もあった。これまでトップ下で攻撃をリードしてきたファンタジスタが、黙々と守備のタスクをこなしていく。
「今日は、(大宮の3-4-2-1の)シャドーに仕事をさせないように。早めにスライドして。そういう仕事をね」
それはトップ下でのプレーよりも「倍ぐらい、キツイ」。だからといって、手を抜くつもりはない。「チームのために。覚えることが多くて、やりがいがある」と、新天地でのサッカーを貪欲に吸収しようとしている。
「まあまあ、頑張ってんじゃん(笑)」
柔和な笑みを浮かべながら、冗談交じりに俊輔は自らを労った。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【中村俊輔 PHOTO】ボランチで先発出場!その左足で観衆を沸かす!
【横浜FC0-0大宮 PHOTO】激しい上位攻防戦は、両チーム見せ場を作るもスコアレスドロー!