「とても素晴らしいタレント」
ボローニャは9月12日、クラブの公式サイトで、今夏に加入した日本代表DFの冨安健洋が、ファンの選ぶ8月の月間MVPに選ばれたことを発表した。
今季から守備の国イタリアに挑戦している冨安は、本職のCBではなく右SBでレギュラーのポジションを獲得。プレシーズンから定位置をつかむと、セリエAの開幕節からヴェローナ、スパルと2試合連続でフル出場を果たしている。
地元メディアは各試合のベストプレーヤーに冨安をピックアップするなど、高く評価されている。そんな若きサムライのパフォーマンスは、目の肥えたイタリアのファンのハートもつかんだようだ。
この月間MVPはファン投票によって決定されるもので、冨安はコッパ・イタリア3回戦やスパル戦で得点やアシストを記録したリッカルド・オルソリーニやロベルト・ソリアーノを制して選出されたことになる。これを祝い、22日に行なわれるホームでのローマ戦では、試合前に表彰式が行なわれるという。
加入時はイタリアでまったくの無名も同然だった冨安だが、若き日本人DFの能力には、かつてボローニャに所属したことがある元イタリア代表も驚いているようだ。
今季から守備の国イタリアに挑戦している冨安は、本職のCBではなく右SBでレギュラーのポジションを獲得。プレシーズンから定位置をつかむと、セリエAの開幕節からヴェローナ、スパルと2試合連続でフル出場を果たしている。
地元メディアは各試合のベストプレーヤーに冨安をピックアップするなど、高く評価されている。そんな若きサムライのパフォーマンスは、目の肥えたイタリアのファンのハートもつかんだようだ。
この月間MVPはファン投票によって決定されるもので、冨安はコッパ・イタリア3回戦やスパル戦で得点やアシストを記録したリッカルド・オルソリーニやロベルト・ソリアーノを制して選出されたことになる。これを祝い、22日に行なわれるホームでのローマ戦では、試合前に表彰式が行なわれるという。
加入時はイタリアでまったくの無名も同然だった冨安だが、若き日本人DFの能力には、かつてボローニャに所属したことがある元イタリア代表も驚いているようだ。
12日付『Corriere dello Sport』紙のインタビューに応じた元イタリア代表のアレッサンドロ・ディアマンティは、重鎮FWロドリゴ・パラシオと並び、冨安に「素晴らしいタレント」と賛辞を寄せている。
ディアマンティは現在オーストラリアのウェスタン・ユナイテッドでプレーしており、「クラブのスポーツディレクターはやフロントたちはブラジル人選手を好むけど、日本人や韓国人はとても能力が高いことを知っておくべきだ。彼らは兵士のように勤勉で、フィジカルも強固だ」と、アジア人選手をもっと評価すべきではないかと提言している。
セリエAでは、25年前に三浦知良がセリエAに挑戦し、彼の存在はイタリアにおけるアジア人選手の見方を大きく変えた。だが、まだその認識は十分に広まっていないことを、ディアマンティの言葉が示しているといえるだろう。
冨安は、そのプレーでイタリアにおける日本やアジアのサッカーに対する注目度を高められるだろうか。その活躍に、期待が高まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部