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ミャンマー戦で表面化したスーパーサブの重要性。森保ジャパンに2名のアタッカーを推したい

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2019年09月12日

ミャンマー戦では交代選手が結果を出せず…

森保監督は伊東、鈴木、久保を途中投入。しかし目に見える結果は出なかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 2-0 ミャンマー/9月10日/トゥウンナ・スタジアム

 カタール・ワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー戦は、前半を2-0で折り返した。後半、さらに加点し、試合をしっかりと終わらせることが重要だと思っていた。しかし、最終的には2-0のまま、試合が流れて終わった。勝点3を獲得できたが、5日前に行なわれたパラグアイ戦とまったく同じような展開で、ストレスが溜まった。

 パラグアイ戦の時にも感じたことだが、後半の展開は、非常に重要だった。交代で入った選手で誰が結果を出し、点差を広げて相手にダメージを与えてゲームを終わらせられるかは、今後さらに続く2次予選、そして最終予選に向けても大切なことだから、である。
 
 ミャンマー戦で森保一監督は「追加点を取るため」と、まず伊東純也を投入した。交代した堂安律とはまったく異なるタイプで、縦に強く、スピードで勝負できる選手。これまでも何回か起用して結果を出してきたが、ワールドカップ予選という重要な試合で森保監督は、その違いがチームにどういう現象を引き起こすのかを確かめたかったに違いない。だが、積極的に仕掛けてシュートを放つも決められず、周囲との連係で崩していく様は、ほとんど見られなかった。

 鈴木武蔵は南野拓実に代わって入り、大迫勇也と2トップを組んだ。4-2-3-1から4-4-2にシステムを変更したわけだが、これも今後に向けてのオプションのひとつだった。だが、鈴木は周囲の選手との呼吸がもうひとつ合わず、札幌で見せているように、積極的にゴールに向かって仕掛けていくシーンが少なかった。
 
 久保建英はパラグアイ戦では途中出場ながら5本ものシュートを放ち、存在感を見せたが、ミャンマー戦でのシュートはゼロ。出場が81分からと、短い時間のなかで上手さは見せたが、怖さはなかった。

 ミャンマー戦では、それぞれが交代選手として違いを見せることも、結果を出すこともできなかった。チーム全体で30本のシュートを放って2得点のみ。枠内シュートは12本に終わり、精度について大きな課題を残し、試合自体の展開も今後に不安を残す結果となった。

 大迫をはじめ、レギュラー組が不在になった際、誰がその代わりを務めるのか。これから予選が進んでいくなかで、主力選手が故障などでプレーできない時がある。その時のためにポスト大迫ではなく、いないバージョンで点を取れるユニット、システムを形成し、そこに対応できる選手を見つけていきたいという思惑が森保監督にはあったはずだ。最終予選では、相手がより強力になるので、今から備えておく必要があるのだ。
 
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