判定に対する非難の声も
9月5日に行なわれたキリンチャレンジカップのパラグアイ戦に、日本代表は2-0で勝利。10日に控えるカタール・ワールドカップ2次予選のミャンマー戦に弾みをつけた。
南米の雄に勝利した日本の戦いぶりは、海外でも報じられているが、なかでも注目を集めているのが中島翔哉が前半終了間際に見せた、リフティングドリブルのプレーだ。
この日、大迫勇也、南野拓実が挙げた2ゴールの起点となっていた中島は、自陣の左サイドでボールを受けると、リフティングを交えながらボールを敵陣目掛けて運んだ。これを、背後から猛スピードで追いかけたアルナルド・サナブリアがスライディングタックルで止め、イエローカードを提示されるという場面があった。
このタックルについて、オランダのサッカー専門雑誌『VTBL』は「ナカジマの自業自得だ」とし、「フラストレーションに満ちたパラグアイを相手に中島はリフティングを披露した。その結果、古典的な南米の“ノコギリ”に見舞われた」と評している。
しかし、パラグアイと同じ南米のコロンビア・メディア『palzo』は、「奇妙なイエローカードだ」と、親善試合とはいえ、サナブリアの危険なタックルに対する主審の判定に異を唱えた。
「パラグアイのMFは目の前でショウヤ・ナカジマが少し“遊ぶ”ことも容認せず、かなりエネルギッシュなタックルでそれを阻止した。周囲のパラグアイの選手たちも中島に詰め寄った。だが、これに対して主審が彼に提示したカードがイエローだけだったことは、とても奇妙だった」
南米の雄に勝利した日本の戦いぶりは、海外でも報じられているが、なかでも注目を集めているのが中島翔哉が前半終了間際に見せた、リフティングドリブルのプレーだ。
この日、大迫勇也、南野拓実が挙げた2ゴールの起点となっていた中島は、自陣の左サイドでボールを受けると、リフティングを交えながらボールを敵陣目掛けて運んだ。これを、背後から猛スピードで追いかけたアルナルド・サナブリアがスライディングタックルで止め、イエローカードを提示されるという場面があった。
このタックルについて、オランダのサッカー専門雑誌『VTBL』は「ナカジマの自業自得だ」とし、「フラストレーションに満ちたパラグアイを相手に中島はリフティングを披露した。その結果、古典的な南米の“ノコギリ”に見舞われた」と評している。
しかし、パラグアイと同じ南米のコロンビア・メディア『palzo』は、「奇妙なイエローカードだ」と、親善試合とはいえ、サナブリアの危険なタックルに対する主審の判定に異を唱えた。
「パラグアイのMFは目の前でショウヤ・ナカジマが少し“遊ぶ”ことも容認せず、かなりエネルギッシュなタックルでそれを阻止した。周囲のパラグアイの選手たちも中島に詰め寄った。だが、これに対して主審が彼に提示したカードがイエローだけだったことは、とても奇妙だった」
では、現在ポルトに所属する中島に対し、ポルトガルのメディアやサポーターはどう見たのか。
ポルトガル紙『Record』は「中島はちょっとしたショーを披露したかったが、“殺人タックル”を受けた」「サナブリアのひどい蹴り」と報じ、現地紙『A BOLA』は「中島は技術的に傑出していることを証明した」と中島のプレー自体は概ね好意的に評している。
そして、サナブリアのタックルに対しては、サポーターから非難の声が多く上がっているようだ。
「なんて野蛮なプレーなんだろう。とんでもない!」「試合前にフェアプレー宣言をしていたはずだが…」「疑いようがない、レッドカードに値する」「このプレーで激昂するのがおかしい。テクニックがあるプレーヤーは、ピッチでテクニックの無い選手に配慮したプレーをしなければならない義務があるのか? ばかばかしい」
試合後に中島本人は「挑発の意図はなかった」と説明し、謝罪したことが伝えられている。だが、ひとつ間違えれば大けがに繋がっていたかもしれないプレーなだけに、海外でも議論を呼んでいるようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部