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「ゾッとする」「残酷な衝突」“実戦復帰戦”でネイマールが広告看板に顔面衝突…1G1Aの活躍の裏で何が?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年09月07日

「予想以上だった」ネイマールの出来

難敵コロンビアを相手に上々のパフォーマンスを披露したネイマール。だが、お騒がせぶりも健在だった。 (C) Getty Images

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 ブラジルの至宝が約3か月ぶりの実戦復帰を果たした。

 現地時間9月6日に行なわれた親善試合でコロンビア代表と対戦したブラジル代表は、2-2で引き分けた。惜しくも勝利は逃したものの、セレソンには、嬉しいニュースが舞い込んでいた。エースのネイマールが約3か月ぶりに実戦に復帰したからである。

 6月5日に行なわれたカタール戦で負傷したネイマールは、その後、怪我は癒えたものの、自身の移籍騒動もあったことで所属するパリ・サンジェルマンでもベンチ外となる日々が続いていたのだ。

 そんな“復帰戦”で、セレソンの至宝は、圧倒的な存在感を示す。まず、19分に右CKからカゼミーロのヘディング弾をアシスト。そして、チームが1点のリードを奪われて迎えた58分には、ダニエウ・アウベスのスルーパスに抜け出して左足で値千金の同点ゴールを決めた。

 千両役者ぶりを見せつけたネイマールだったが、“お騒がせ”ぶりも健在だった。

 69分にペナルティエリア内左で相手DFダビンソン・サンチェスから強烈なショルダーチャージを見舞われて転倒。そのまま、勢い余って転がったネイマールは、顔面からもろに広告看板に激突してしまったのだ。

 しばらく倒れ込んでいたネイマールだったが、D・サンチェスに警告カードが提示されないとなると、立ち上がって主審に猛抗議。相手選手とも一触即発のムードとなって、スタジアムは一時、騒然となった。

 このプレーに各国メディアも反応し、英紙『The Sun』が、「残酷な衝突だった」と言及すれば、フランス紙『L'Equipe』は、「ハードなショルダーチャージを受けたネイマールはゾッとするような事態に見舞われた」とレポートした。

 何はともあれ、“復帰戦”で1ゴール・1アシストと目に見える結果を残したネイマールには、ブラジル代表のチッチ監督も驚きを隠さない。58歳の名将は、試合後の会見で、「想像以上だった」とコメントしている。

「立ち上がりのプレーを見たらわかると思うが、試合でパフォーマンスをするための準備ができていなかった。だが、彼は時間が経つうちに少しずつフィニッシュに絡んでいくようになっていった。それは私にとっても驚きでしかなった」

 望んでいたとされる新天地への移籍が成立せず、今夏のパリSG残留が決定したネイマール。この代表戦での活躍を機に、今現在失っているクラブチームでの出場機会を取り戻せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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