ナンバー9が何よりも考えていたことは?
レアル・マドリーの“第二次銀河系軍団”を象徴したガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、そしてクリスチアーノ・ロナウドからなる3トップ。その名も「BBC」は、文字通り欧州を席巻した。
ベイルが加わった2013年の夏からC・ロナウドがユベントスに移籍した2018年の夏まで、約5シーズンに渡ってマドリーを牽引した攻撃ユニットは、通算400ゴール以上を記録。チームにもチャンピオンズ・リーグ4連覇という偉業をもたらした。
21世紀最高のトリオとも称される「BBC」はなぜ、あそこまで機能したのか――。センターフォワードとして君臨したベンゼマが、フランスのラジオ局『RMC Sport』の取材で明かしている。
まず、ベンゼマは当時のことを「俺の誇りだ」と振り返った。
「俺たちにはロケット(ベイル)とフィニッシャー(C・ロナウド)がいて、そして俺がいた。本当にすべてがうまくいったし、史上最高のトリオだったと思うね。お世辞抜きに強かった」
ベイルが加わった2013年の夏からC・ロナウドがユベントスに移籍した2018年の夏まで、約5シーズンに渡ってマドリーを牽引した攻撃ユニットは、通算400ゴール以上を記録。チームにもチャンピオンズ・リーグ4連覇という偉業をもたらした。
21世紀最高のトリオとも称される「BBC」はなぜ、あそこまで機能したのか――。センターフォワードとして君臨したベンゼマが、フランスのラジオ局『RMC Sport』の取材で明かしている。
まず、ベンゼマは当時のことを「俺の誇りだ」と振り返った。
「俺たちにはロケット(ベイル)とフィニッシャー(C・ロナウド)がいて、そして俺がいた。本当にすべてがうまくいったし、史上最高のトリオだったと思うね。お世辞抜きに強かった」
C・ロナウドとベイルという才能が両ウイングに位置するセンターフォワードとして、万能型FWが何もよりも考えていたことは、“スーパースター”の活かし方だった。
「マドリーのスターはロナウドだ。彼は他の誰よりも30ゴールは多く取る。ペナルティキック以外はとにかく彼を活かせばいいと考えていた。いつだって決めてくれるからね。だから以前とは違う役を全うした。俺も得点を決める時は決めるけど、よりビルドアップに絡んで動き、スペースを作ろうとトライし続けたんだ。
それまでマドリーの9番と言えば、点取り屋というイメージだったけど、あの時はウインガーも中に入ってくるし、何より、左サイドにいても一番のスコアラーはロナウドだった。だから俺は動いてスペースを作って、彼に得点させた」
欧州最強を誇った「BBC」。その眩い輝きの陰には、ナンバー9の利他的な働きがあったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部