【横浜】CF起用に一発回答! 中川風希の秘めたるポテンシャルに高まる期待感

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェスト)

2019年08月15日

「“来い、来い”と思いながら、ずっと動いていた」

CFでのプレーは久しぶりの中川(右)。「琉球で、去年のJ3開幕5試合ぐらいはCFをやっていましたけど、その後はずっと2列目です」。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[天皇杯3回戦]横浜2-1横浜FC/8月14日/ニッパツ
 
 チームトップの11ゴールをマークしていたCFエジガル・ジュニオが、7月20日のJ1リーグ第20節の神戸戦で左足を負傷。全治3か月の診断が下され、チームは大きな得点源を失ってしまった。
 
 以後、アンジェ・ポステコグルー監督はCFに大津祐樹を重用も、なかなか目ぼしい成果を得られずにいた。そうした状況で迎えた横浜FCとの天皇杯3回戦、指揮官はトップ下候補のひとりである中川風希を最前線のポジションに抜擢。結果的にこのチョイスは“当たった”。21分、三好康児からの浮き球パスに反応した中川が左足で合わせ、チームに勢いをもたらす先制点をゲットしたのだ。
 
 その優れた得点感覚と勝負強さは評価に値するが、得点シーン以外でも、中川は存在感を放っていた。もともと非凡なボールスキルを備える選手である。CFに入っても最前線で張っているわけではなく、精力的に動き回ってプレーに関与し、同じくテクニックに優れる三好や渡辺皓太らとテンポ良くボールを動かしながら、攻撃面での連動性を高めることに一役買っていた。
 
「おそらく、みんなと共通認識はあったと思うので。そこで良い関係を作れたのかなと」
 
 新たな得点源としてはまだまだ未知数な部分が少なくないが、流動性に富んだ攻撃を繰り出すには、E・ジュニオ以上に期待が持てそうだ。
 
「やっていて楽しかったし、点も取れる気もしていました。康児とかも良いボールをくれるので。“来い、来い”と思いながら、ずっと動いていましたね」
 
 チームが掲げる『アタッキング・フットボール』において、中川は今後、命運を左右するひとりになるかもしれない。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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