ラ・リーガ会長が「移籍を止めるのは可能」と主張

22日に都内で開かれた会見では「心はバルサにある」と語っていたグリエーズマン。そんなフランス代表FWに古巣アトレティコは不満を抱き続けているようだ。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
今夏の移籍マーケットで最も話題を呼んでいるのは、アトレティコ・マドリーから契約解除金1億2000万ユーロ(約150億円)でバルセロナへ移ったフランス代表FWアントワーヌ・グリエーズマンの契約だろう。
だが、28歳のストライカーを巡る交渉は合意後も泥沼の様相を呈している。
発端は、アトレティコの訴えにあった。バルサとグリエーズマンが契約解除金の引き下げ期限となっていた7月1日以前に交渉を終えていたと主張し、減額前の2億ユーロ(約240億9000万円)を支払うべきだと国際サッカー連盟(FIFA)に申し出たのだ。
これに対して、移籍の正当性を主張するバルサは、今月12日にグリエーズマンの入団を正式に発表。さらに23日に埼玉スタジアムで開催されたチェルシーとの『Rakuten Cup』でデビュー戦も飾らせていた。
だが、28歳のストライカーを巡る交渉は合意後も泥沼の様相を呈している。
発端は、アトレティコの訴えにあった。バルサとグリエーズマンが契約解除金の引き下げ期限となっていた7月1日以前に交渉を終えていたと主張し、減額前の2億ユーロ(約240億9000万円)を支払うべきだと国際サッカー連盟(FIFA)に申し出たのだ。
これに対して、移籍の正当性を主張するバルサは、今月12日にグリエーズマンの入団を正式に発表。さらに23日に埼玉スタジアムで開催されたチェルシーとの『Rakuten Cup』でデビュー戦も飾らせていた。
このバルサの振る舞いに不満を抱いているアトレティコは、ラ・リーガにも訴えを起こしているようだ。英公共放送『BBC』によれば、同リーグのハビエル・テバス会長は、スペイン・メディア『Onda Cero』で、「この移籍に関してアトレティコは我々にも不満を訴えている」と語り、さらに具体的な処分を下す可能性を示唆した。
「アトレティコは我々に対して苦情を提出し、グリエーズマンの選手登録を認めることに疑いを持たせている。もちろん我々が選手の移籍を止めることは可能だ。今後、ラ・リーガとして、どのようなアクションを取るのかを決断しなければならないと思っている。これは解決しなければならない問題だ」
一方でテバス会長は、「彼らが求める事実を明瞭にするための資料がない」としており、「現時点で我々は判断ができない」とも語っている。
果たして、グリエーズマンはバルサの一員として公式戦で活躍できるのか。ラ・リーガの開幕戦が行なわれる現地時間8月17日まで予断を許さない状況が続きそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部