【セルジオ越後】弱小国ばかりのW杯2次予選…森保ジャパンのグループは”最悪”だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2019年07月19日

格下との試合で意味はあるのか。

アジア2次予選よりも、日本は世界の強国とテストマッチを組むべきだ。写真●金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 2022年に開催されるカタール・ワールドカップのアジア2次予選組み合わせ抽選が行なわれた。日本はキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと同居するグループFに入ったね。FIFAランキングは日本が28位なのに対し、キルギスは96位、タジキスタンは120位、ミャンマーは138位、モンゴルは187位と、他のグループと比べれば、実力的に恵まれた組み合わせと言えるかもしれない。

 ただ、これは運が良かったと捉えるべきではない。むしろ、最悪だ。これだけ格下の相手だと、ゲームのスリルはあまりないからね。日本人からしてみれば、入場料を払ってまで見たいと思える試合ではない。仮に5-0で勝ったとしても、レベルに明らかな差があれば、チームとしての収穫も少ないだろう。弱小国に快勝では、メディアも称えるべきではないから盛り上がらない。あとは、なによりも選手のモチベーションを上げるのも難しいのではないかな。

 そもそも、なぜ日本を筆頭にイラン、韓国、オーストラリア、カタールなどのアジアの強国が、2次予選から出場しなければならないの? 各グループで実力が図抜けている国は、ほぼ突破が見えているよね。それなのに、わざわざアジアの小国と試合を組ませるなんて、興行目的としか思えないよ。
 過去の対戦成績がないモンゴルからしてみれば、ロシア・ワールドカップでも活躍して有名な大迫などが「モンゴルにやってくる!」と騒ぎになって集客できるかもしれない。でも、ワールドカップという肩書だけがついているだけで、それでは本物の競争とは言えないよね。

 逆に、密かにほくそ笑んでいるのは、カンボジア代表の実質監督を務める本田じゃないかな。イラン、イラク、バーレーン、香港と同じグループCに入ったようだけど、中東の強国が居並んだ。とくに、FIFAランキングがアジア最高の20位であるイラン戦では、注目が集まると思うよ。

 ところで本田は以前、「ワールドカップ優勝」とか、経営に参入したSVホルンで「CL出場権獲得」とぶち上げていたけど、今度は「カンボジア代表を強くする」と言っている。そろそろ有言実行してみせてほしい。そういう意味でも今回のアジア2次予選は、まさに腕の見せ所だろう。
 
 タイ代表の監督に就任した西野も同じだ。UAE、ベトナム、マレーシア、インドネシアと同じグループGで結果を残せれば、評価は高まるだろう。シンガポールにはかつてレイソルやヴァンフォーレを指揮した吉田監督がいるよね。日本人監督が海外に出ることは悪くないと思うから、ぜひこのチャンスに格上の国を叩いて指導力を見せつけてほしい。

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • ワールドサッカーダイジェスト WSD責任編集
    9月11日発売
    欧州クラブ選手名鑑の決定版!!
    2019-2020
    EUROPE SOCCER TODAY
    シーズン開幕号
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト10月10日号
    9月26日発売
    全4135選手!
    都道府県別
    Jリーガー
    輩出ランキング
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    10月3日発売
    欧州サッカー
    「衝撃の新世代」
    次代にスターを追え!
    4大リーグ序盤戦点検も
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.28
    7月10日発売
    「インターハイ選手名鑑」
    男子出場52校・1040選手の
    顔写真&プロフィールを網羅
    企画満載で女子出場16校も!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ