7月16日に30歳を迎えた
エデン・アザールを筆頭に、新シーズンに向けた大型補強を進めてきた一方で、レアル・マドリーは複数選手を売却する必要性にも迫られている。もっとも注目されるのは、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外となったガレス・ベイルだ。
当時の世界最高額でトッテナムからマドリーが獲得したベイルだけに、その売却も容易な取引とはならない。7月16日に30歳を迎えたベテランに、巨額の移籍金を払うクラブはそうそうないからだ。
だが、スペイン紙『Marca』は15日、ベイルに関心を寄せるクラブが現われたと報じた。古巣のトッテナムだ。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグのファイナリストが、マドリーに対し、ベイル獲得に5000万~6000万ユーロ(約62億5000万~75億円)の用意があると伝えたという。
当時の世界最高額でトッテナムからマドリーが獲得したベイルだけに、その売却も容易な取引とはならない。7月16日に30歳を迎えたベテランに、巨額の移籍金を払うクラブはそうそうないからだ。
だが、スペイン紙『Marca』は15日、ベイルに関心を寄せるクラブが現われたと報じた。古巣のトッテナムだ。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグのファイナリストが、マドリーに対し、ベイル獲得に5000万~6000万ユーロ(約62億5000万~75億円)の用意があると伝えたという。
仮にマドリーが6000万ユーロのオファーに応じるとして、ベイルの価格として妥当なのだろうか。Marca紙のアンケートでは、13万人を上回るユーザーのうち、72パーセントが「良い取引」との見解を示している。
ただ、ベイルのトッテナム復帰が実現するには、移籍金だけではなく、サラリーの問題もクリアする必要がある。Marca紙によれば、ベイルはボーナス込みで1700万ユーロ(約21億3000万円)の年俸を手にしているが、トッテナムは代理人に対し、用意できるのは半額ほどと伝えたそうだ。
Marca紙は、ベイルがプレミアリーグやロンドンへの復帰を「悪く思っていない」としたうえで、マドリーとの契約残り3年で得られるサラリーを諦めるつもりもないと報じた。つまり、3年で約2500万ユーロ(約31億3000万円)にものぼる差額を、マドリーが補填できるかどうかが鍵を握ることになる。
プレミアリーグの移籍市場が閉まるまで、すでに1か月を切っている。軍資金を必要としているマドリーは、トッテナムへの売却話をまとめられるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部