サンチェスとビダルは日本からの大勝にも満足せず
現地時間6月17日に行なわれたコパ・アメリカの初戦で強豪チリを相手にした日本は、41分にCKから先制を許すと、その後も次々にゴールを奪われて、0-4と完封負けを喫した。
1999年のパラグアイ大会以来の参戦となった“ゲスト”である日本を相手に狡猾に試合を推し進めて、勝利したチリ。その大勝劇をラ・ロハ(赤の意。チリの愛称)の2大巨星、アレクシス・サンチェスとアルトゥーロ・ビダルはどう捉えているのだろうか。
「みんな本当に素晴らしいよ。非常に重要な試合に勝てたことを嬉しく思うね」とチームの労をねぎらったのは、82分に渾身のダイビングヘッドでダメ押し点を奪ったサンチェスだ。大会前には右足首に負った感染症の状態が不安視された点取り屋は、「ここ1か月半は苦しかった」と本音を吐露し、さらに日本戦についても振り返った。
「足首に問題を抱えていたからシーズンが終わってからのここ1か月半は辛かったし、今日みたいなことができるなんてとても思えなかった。だけど、代表チームのみんなは僕をしっかりと面倒見てくれた。
しっかりとした守りと素早い攻撃で相手を圧倒できたと思っている。ただ、もっとサッカーをしなければならないね。だから結果に満足してはいけないし、僕らは次の試合と決勝トーナメントについて考えていく必要があるんだ」
1999年のパラグアイ大会以来の参戦となった“ゲスト”である日本を相手に狡猾に試合を推し進めて、勝利したチリ。その大勝劇をラ・ロハ(赤の意。チリの愛称)の2大巨星、アレクシス・サンチェスとアルトゥーロ・ビダルはどう捉えているのだろうか。
「みんな本当に素晴らしいよ。非常に重要な試合に勝てたことを嬉しく思うね」とチームの労をねぎらったのは、82分に渾身のダイビングヘッドでダメ押し点を奪ったサンチェスだ。大会前には右足首に負った感染症の状態が不安視された点取り屋は、「ここ1か月半は苦しかった」と本音を吐露し、さらに日本戦についても振り返った。
「足首に問題を抱えていたからシーズンが終わってからのここ1か月半は辛かったし、今日みたいなことができるなんてとても思えなかった。だけど、代表チームのみんなは僕をしっかりと面倒見てくれた。
しっかりとした守りと素早い攻撃で相手を圧倒できたと思っている。ただ、もっとサッカーをしなければならないね。だから結果に満足してはいけないし、僕らは次の試合と決勝トーナメントについて考えていく必要があるんだ」
気を引き締めたエースに同調するように中盤のハードワークを支えたビダルも、「もっと改善しなければいけない」と課題を口にした。
「僕らにはしっかりとした訓練の期間があったから自信はあった。今日のチームは本当に素晴らしかった。ただ、残りの2試合がより難しくなることは分かっている。ウルグアイだって良いサッカーをしていたからね。僕らはもっと改善をし続けて、もっと危険なチームになっていかないといけない」
4点差をつけての勝利に満足することなく、決勝トーナメント行きがかかってくる次戦を見据えたチリの2大スター。その力強い言葉に、南米のディフェンディグチャンピオンとしての矜持を垣間見た。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部