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「私に日本について聞くのか? 」カタールと引き分けたパラグアイ指揮官がアジア勢のコパ・アメリカ参戦に異議!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月17日

語気を強めてコパ・アメリカの在り方に苦言

アルゼンチン人としてコパ・アメリカの現在の在り方に苦言を呈したのがパラグアイを率いるベリッソだ。 (C) Getty Images

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 去る6月14日に開幕したコパ・アメリカは、ホスト国のブラジルの快勝やアルゼンチンの敗北など、連日のように様々な話題を提供している。

 そんな南米王者を決める戦いに招待国として参戦しているのが、カタールと日本だ。1993年のエクアドル大会で史上初めて枠が設けられて以来、アジア勢が2か国も呼ばれるのは、今大会が初めてのことだ。

 ただ、南米ひいてはアメリカ大陸全土の“最強国”を決める戦いにアジア勢が参戦することへの懐疑的な声は決して小さくない。パラグアイを率いるアルゼンチン人監督エドゥアルド・ベリッソもそのひとりだ。

 現地時間16日に行なわれたグループ初戦でカタールに2点差を追いつかれて2-2の引き分けスタートとなったパラグアイ。その試合後の会見でベリッソは、「あなた方は私に招待国について尋ねるのか? カタールと日本について聞くのか?」と語気を強めながら持論を展開した。

「全てアメリカ大陸のチームがプレーすることで、コパ・アメリカは意味を成すと思う。私たちは、もっとアメリカ全体のコパ・アメリカを思い描くべきだ。南米だけでなく中央アメリカや北アメリカが全て参加するトーナメントをね。ヨーロッパが南米のチームを参加させるなど見たことが無いだろう?」
 

 一連の発言は、ともすれば、格下と見られていたカタールとの一戦で、よもやの引き分けに終わったことへのフラストレーションから来るものと取られかねないが、パラグアイの再建を託されている49歳の熱血漢は、「そうではない。誤解はしないでほしい」と話し、次のように続けた。

「ちょうどカタール戦を終えた後だから、私の言葉は少しとげとげしく聞こえるかもしれない。ただ、私はコパ・アメリカが全てのアメリカの国によってプレーされるひとつのトーナメントであるべきだと思っているだけだ。CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)とCONMEBOL(南米サッカー連盟)が協力すべきなんだ」

 来夏にアルゼンチンとコロンビアで開催される47回大会には、カタールとオーストラリアの参戦が決定している。果たして、再来年以降のコパ・アメリカで、在り方を改めるべきとしたベリッソの考えが反映されることはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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