快進撃のキーマンに。
元日本代表MFの長谷部誠が所属するフランクフルトは現在、ブンデスリーガ第29節を終えた時点でチャンピオンズリーグ出場圏内の4位を維持し、快進撃を続けている。
この躍進を支えるキーマンとして、ドイツメディアの『Watson』は「アイントラハト(フランクフルト)において“影のヒーロー”はレビッチ? ヨビッチ? いや、日本から来た、誰より年を重ねた男だ」と長谷部誠を絶賛している。
「今シーズンは、ゴールもアシストも記録していない、アイントラハトで最年長の男。一見、長谷部誠はスペシャルなプレーヤーのように見えないが、彼はチームの中心にいる。
35歳になった選手というのはピークをとっくに過ぎ、骨と関節は悲鳴をあげ、ガタがきた身体を持て余しているうちに、若いプレーヤーに追い越されていくものだ。
だが、その法則は長谷部には当てはまらない。彼はフランクフルトで2度目の“春”を迎えている。ドイツのサッカー専門誌『kicker』は前半戦で最も優れたCBだと評価した。彼はその力でチームを整理し、唯一無二のコンビネーションを構築している」
この躍進を支えるキーマンとして、ドイツメディアの『Watson』は「アイントラハト(フランクフルト)において“影のヒーロー”はレビッチ? ヨビッチ? いや、日本から来た、誰より年を重ねた男だ」と長谷部誠を絶賛している。
「今シーズンは、ゴールもアシストも記録していない、アイントラハトで最年長の男。一見、長谷部誠はスペシャルなプレーヤーのように見えないが、彼はチームの中心にいる。
35歳になった選手というのはピークをとっくに過ぎ、骨と関節は悲鳴をあげ、ガタがきた身体を持て余しているうちに、若いプレーヤーに追い越されていくものだ。
だが、その法則は長谷部には当てはまらない。彼はフランクフルトで2度目の“春”を迎えている。ドイツのサッカー専門誌『kicker』は前半戦で最も優れたCBだと評価した。彼はその力でチームを整理し、唯一無二のコンビネーションを構築している」
リーグ戦と並行して参戦しているヨーロッパリーグ(EL)でも、その存在感は際立っている。フランクフルトは現地時間4月18日に行われた準々決勝の第2レグでベンフィカを2-0で破り、ベスト4進出を決めた。
リベロで先発した長谷部は、第1レグでハットトリックを許したジョアン・フェリックスをはじめ、ハリス・セフェロビッチ、ジェジソン・フェルナンデスらを擁す強力攻撃陣を完封してみせた。
この働きをドイツ紙『BILD』は高く評価した。FWルカ・ヨビッチ、指揮官アディー・ヒュッターの「1」に続く「2」を与え、「今日の彼はトップフォームだった。誰も彼を“通過”できず、最終ラインからのビルドアップも素晴らしかった」と評している。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
そして、英紙『EXPRESS』も「この日、アザールやオーバメヤンよりも目立った選手たち」とEL準々決勝で印象的な活躍をした選手をピックアップした記事の中で、同僚のGKケビン・トラップやMFフィリップ・コスティッチとともに長谷部を紹介。「35歳の彼はホームスタジアムでベンフィカを狙い通りに抑え込んだ。元日本代表選手の活躍によって、チームのパフォーマンスは向上している」と称賛している。
このほか、UEFAが発表したEL準々決勝第2レグのベスト11にもCBとして選出された。
準決勝の相手は、エデン・アザールらワールドクラスを擁すチェルシー。5月2日にホームで第1レグが、5月9日に敵地スタンフォード・ブリッジで第2レグが行われる。
「ひとつ上のレベルのチーム」と語ったチェルシーを相手に長谷部どんなプレーを見せるのか。注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部