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“幻のAT弾”に泣いたマンC。ブラジル代表MFはFワードを使って本音を吐露「VARなんてクソだ…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年04月18日

VARが運命を左右した一戦に。

VAR判定でスターリングの決勝点を取り消したチャキル主審に詰め寄るシティの選手たち。必至のアピールも当然ジャッジは覆らなかった。 (C) Getty Images

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 現地時間4月17日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の第2レグは、ホームのマンチェスター・シティが4-3で勝利したものの、アグリゲートスコアが4-4となり、アウェーゴールの差でトッテナムが、クラブ史上初の4強に駒を進めた。

 試合は開始早々から壮絶な打ち合いとなった。4分にラヒーム・スターリングがカットインから右足での強烈なシュートを決めてシティが均衡を破ると、7分と10分にソン・フンミンがゴールネットを揺らしてトッテナムが2試合合計3-1とする。

 ここから3点が必要になったホームチームが猛攻を開始。11分にベルナルド・シウバ、21分にスターリング、そして59分にセルヒオ・アグエロが決めて、トータル4-3とした。

 しかし、73分にジョレンテがゴールを奪い、トッテナムがアウェーゴール差で逆転して迎えた試合終了間際にドラマが待っていた。
 
 後半アディショナルタイム4分、アグエロのパスを受けたスターリングがネットを揺らしてシティが逆転に成功! が、しかし、渾身のショットはVAR判定によってアグエロがオフサイドとなって取り消されたのだ。

 この結果、2試合合計4-4、アウェーゴールの差でトッテナムが準決勝進出を決めた。英紙『The Sun』が「全てがO“VAR”(終わった)」と評した激闘は劇的な形で幕切れとなったのである。

 最先端の判定システムに泣かされ、悲願のCL制覇を逃したシティ。試合後、選手たちが、一様にショッキングな面持ちで会場を去っていったなかで、ブラジル代表MFのフェルナンジーニョは、英紙『Daily Mirror』のサイモン・マロック記者の「一言お願いします」という問いに対し、「Fワード」を用いて、次のような言葉を残したという。

「VARなんて、クソだ」

 リバプールに屈した昨シーズンに続いて、またもベスト8の壁に阻まれたシティ。彼らはこのショックから立ち直れるのか。今週土曜日に行なわれるプレミアリーグ(第35節)の対戦相手は、奇しくもトッテナムだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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