ACLグループステージ第３戦
蔚山現代 － 川崎フロンターレ
４月10日（水）／20:00（日本時間）／蔚山文殊フットボールスタジアム
 
川崎フロンターレ
今季成績（ACL）：３位　勝点３　１勝０分１敗　１得点・１失点
 
【最新チーム事情】
●芝は長め。パスワークに制限がかかる可能性。雨は試合時間には上がるとの予報。
●上海上港戦を教訓に、最低でも勝点１を持ち帰る試合ができるか？
●中村憲剛、守田英正といった選手が遠征メンバーから外れた。負傷の可能性も。
 

【担当記者の視点】
　今季不敗の蔚山とのアウェーマッチということで、厳しい戦いが予想される。堅守が光る蔚山は少ない得点を守りきる勝負強さのあるチームだ。だからこそ、先制点を与えると苦しくなる。
 
　キム・ドフン監督は川崎の特徴としてパスワークを挙げている。その特徴を把握した上で、あえてパスを繋がせる試合運びもありうる。パスを繋ぐには攻撃に人数を掛ける必要があり、前線に出る選手はどうしても増えてしまう。一方で守備側はゴール前を締めておけば、失点は防げる。またゴール前でボールを奪えば自由に使えるスペースは多くなる。川崎としては、いわゆる「悪い失い方」だけはしたくない。
 
　難敵とのアウェーマッチということで、勝てればベストだが、場合によっては相手に勝点３を与えない戦いも必要になる。そうした割り切った発想は上海上港戦を踏まえ、チーム内に浸透している。
 
　先発には、好調な若手を多く起用しそうだ。特に公式戦で初めて２戦連発弾の知念慶は守備面での貢献を考えると、外せない選手になりつつある。その知念を家長昭博や小林悠らとどう組ませるのか。
 
　またボランチは、田中碧を軸にカイオ、下田北斗、山村和也といった選手を組ませる形が予想される。