順天堂大の堀池監督は5人の新1年生をスタメンに抜擢
93回目を迎えた関東大学サッカーリーグ戦は、前回覇者の早稲田大が1部初昇格の立正大に1-3の逆転負けを喫すなど、波乱の幕開けとなった。
1部12チームによる開幕6試合は4月6日と7日の2日間に渡って、4会場での分散開催。各地で熱戦が繰り広げられたわけだが、新1年生の奮闘ぶりが目立っている。
Jクラブのアカデミーであったり、部活であったり、前所属チームは様々だが、つい数週間前まで同じ高校生だ。「大学のスピード感や球際の厳しさは今までとはまるで違う」と、緊張や戸惑いを口にしながらも果敢に新たなステージに挑んでいる。
4月7日、東洋大との開幕戦に5人の新1年生をスタメンに抜擢したのが順天堂大だ。大胆な起用法に思えるが、就任5年目の堀池巧監督は「学年は関係ない。フラットな視点で選手たちを見極めたうえで、今日のメンバーがベストだと考えた」と、落ち着いた口調で語る。
スタメンの新1年生の顔ぶれを見ると、全国レベルの実績を持つ俊英たちばかりだ。
たとえば、左SBを務めた豊島基矢は青森山田高(青森)出身で、先の高校選手権優勝メンバーのひとりである。
1部12チームによる開幕6試合は4月6日と7日の2日間に渡って、4会場での分散開催。各地で熱戦が繰り広げられたわけだが、新1年生の奮闘ぶりが目立っている。
Jクラブのアカデミーであったり、部活であったり、前所属チームは様々だが、つい数週間前まで同じ高校生だ。「大学のスピード感や球際の厳しさは今までとはまるで違う」と、緊張や戸惑いを口にしながらも果敢に新たなステージに挑んでいる。
4月7日、東洋大との開幕戦に5人の新1年生をスタメンに抜擢したのが順天堂大だ。大胆な起用法に思えるが、就任5年目の堀池巧監督は「学年は関係ない。フラットな視点で選手たちを見極めたうえで、今日のメンバーがベストだと考えた」と、落ち着いた口調で語る。
スタメンの新1年生の顔ぶれを見ると、全国レベルの実績を持つ俊英たちばかりだ。
たとえば、左SBを務めた豊島基矢は青森山田高(青森)出身で、先の高校選手権優勝メンバーのひとりである。
「スタメンを伝えられたのは試合前日。内心、不安もあって、前半はまったくいいところがなかった。自分のサイドを何度か突破されて失点しそうでしたから。でも、先輩たちのアドバイスを聞いて、少しずつ良さ(攻撃面)を出せるようになりました。選手権の優勝はもう過去の話。ただ、高校時代に学んだことを忘れず、大学のスピードに慣れて、もっと成長したいです」(豊島)
スコアは動かずにいたが、61分、新1年生の安島樹が決勝ゴールを叩き込んだ。大宮ユース出身で、昨夏の日本クラブユース選手権準優勝に貢献し、U-18代表でのプレー経験もあるボランチだ。
「自分はあまり点を決めるタイプではないけれど(苦笑)、マイナスのクロスを受けたとき、いい位置にボールを止めることができたので、思いきってねらいました。ゴールを決められたのはよかったです」(安島)