“仮住まい”がモノを言い…。
トッテナムは4月3日、ようやくオープンした新スタジアム『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』での初戦(クリスタル・パレス戦)を2-0の白星で飾った。生まれ変わった本拠地での未来に、誰もが期待と夢を膨らませている。
一方で、建設中に約9万人のキャパシティーを誇るウェンブリーを“仮住まい”にしていたことは、少なくない恩恵をもたらした。その他の要因も重なり、トッテナムはかつてない純利益を叩き出している。
英公共放送『BBC』や衛星放送『Sky Sports』は4日、昨シーズンのトッテナムの純利益が1億1300万ポンド(約163億8500万円)にのぼったと報じた。これは、2月にリバプールが発表した1億600万ポンド(約153億7000万円)を抜き、「世界最高額」になるという。
一方で、建設中に約9万人のキャパシティーを誇るウェンブリーを“仮住まい”にしていたことは、少なくない恩恵をもたらした。その他の要因も重なり、トッテナムはかつてない純利益を叩き出している。
英公共放送『BBC』や衛星放送『Sky Sports』は4日、昨シーズンのトッテナムの純利益が1億1300万ポンド(約163億8500万円)にのぼったと報じた。これは、2月にリバプールが発表した1億600万ポンド(約153億7000万円)を抜き、「世界最高額」になるという。
Sky Sportsによると、トッテナムが大きな利益を生み出せたのは、前述のウェンブリー使用による収入増のほか、7年ぶりにチャンピオンズ・リーグ(CL)で決勝トーナメントに駒を進めたことや、グッズの売上が好調だったのが要因だという。
ただ、BBCは、トッテナムが「ビッグ6」の他クラブと比べ、資金力ではまだ劣っていると指摘。その例として、選手のサラリー総額が「ビッグ6」の中で5番目のアーセナルと比べても1億ポンド(約145億円)も下回り、マンチェスター・ユナイテッドの半分でしかないと伝えた。
一方で、Sky Sportsは、オーナーのダニエル・レビーの手腕やマウリシオ・ポチェティーノ監督の若手起用により、コストを抑えられているとの見方を示している。
いずれにしても、今シーズンは補強ゼロという驚きの方針を貫いたにもかかわらず、プレミアリーグで暫定3位につけ、CLではベスト8に駒を進めるなど、コストから見れば申し分のない結果を残している。
とはいえ、来シーズンは補強に動くだろう。新スタジアムでフルシーズンを戦う最初のシーズンで、収益とチーム強化のバランスをうまく保てるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
ただ、BBCは、トッテナムが「ビッグ6」の他クラブと比べ、資金力ではまだ劣っていると指摘。その例として、選手のサラリー総額が「ビッグ6」の中で5番目のアーセナルと比べても1億ポンド(約145億円)も下回り、マンチェスター・ユナイテッドの半分でしかないと伝えた。
一方で、Sky Sportsは、オーナーのダニエル・レビーの手腕やマウリシオ・ポチェティーノ監督の若手起用により、コストを抑えられているとの見方を示している。
いずれにしても、今シーズンは補強ゼロという驚きの方針を貫いたにもかかわらず、プレミアリーグで暫定3位につけ、CLではベスト8に駒を進めるなど、コストから見れば申し分のない結果を残している。
とはいえ、来シーズンは補強に動くだろう。新スタジアムでフルシーズンを戦う最初のシーズンで、収益とチーム強化のバランスをうまく保てるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部