[背番号秘話]バロテッリやロナウジーニョはなぜ“重たい番号”を選んだのか?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月24日

ブッフォンの88番は論争に発展

いずれも40番以上の重たい番号を背負ったロナウジーニョ(左上)、バロテッリ(右上)、チェフチェンコ(左下)、ベントナー(右下)。その理由とは? (C)Getty Images,REUTERS/AFLO

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  背番号にまつわる逸話、込められた想いに迫るのが、『ワールドサッカーダイジェスト』誌の連載「背番号ストーリー」だ。その最終回は、40番以上の重たい番号を背負った選手を取り上げる。

――◇◇――◇◇――◇◇――◇◇――

 45番が代名詞になっているのがマリオ・バロテッリだ。

 2007年12月16日にインテルでトップデビューした際、「本当は9番がよかったけど大きな番号しか空いてなかったし、4+5=9になるから」という理由で45番を選択。その3日後の試合で2点を挙げたため、このナンバーを気に入り、その後もマンチェスター・C、ミラン、そしてリバプールと行く先々で背負った。

 ただ、リーグ・アンでは基本的に30番までしか登録できないため、ニースとマルセイユでは9番を選んでいる。

 このバロテッリと並ぶサッカー界きっての“お騒がせ男”ニクラス・ベントナーは、アーセナル時代の09-10シーズンの開幕直前、「俺のラッキーナンバーはこれだ」と唐突に宣言して26番を52番に変更してファンを驚かせた。

 ただ、粋だったのはそれからで、「26番のユニホームを購入してしまったファンには、52番と交換する代金を負担する」と約束したのだ。このラッキーナンバーはサンダーランドでも背負っている。
 
 05年冬、半年ぶりにバイエルンへ復帰したビセンテ・リザラズが選んだのが69番だった。愛用していた3番はルッシオに渡っていたため、1969年生まれで、169センチ・69キロと自身になにかとゆかりのこの数字を背負った。

 リザラズのように生年を背番号にするケースは少なくない。08年夏にミランに移籍した80年生まれのロナウジーニョは、バルセロナ時代の10番がセードルフのものだったので80番に。同時期にレンタルでミランに復帰したアンドリー・シェフチェンコも生年の76番を、さらにマテュー・フラミニも生まれた年の84番をチョイスした。そのミランでは、ステファン・エル・シャーラウィ(92番)やジャンルイジ・ドンナルンマ(99番)も生年を背番号に選んでいる。

 守護神ジャンルイジ・ブッフォンも、パルマ時代に1シーズン(00-01)だけ重たい番号を背負っているが、これにはある論争が。ブッフォンが当初希望した88番は、ナチスを連想させる(88=HHはハイル・ヒトラーのイニシャルとなる)と問題となったのだ。

「ボールが2つという意味で00を希望したんだけど、リーグに認められず、88番にしようと思ったんだ。8もボールが2つだからね、それを重ねて4つ。ナチスなんて滅相もない。(EURO2000を棒に振った)怪我からの復活という願いを込めたつもりだった」

 そう弁解したブッフォンは、それでも重たい番号を求めて77番を選択したのだった。

 ●40番以上を背負った主な選手
42番:トゥーレ・ヤヤ(MF/元コートジボワール代表)
44番:イバン・ペリシッチ(MF/クロアチア代表)
45番:マリオ・バロテッリ(FW/イタリア代表)
52番:ニクラス・ベントナー(FW/デンマーク代表)
55番:長友佑都(DF/日本代表)
69番:ビセンテ・リザラス(DF/元フランス代表)
76番:アンドリー・シェフチェンコ(FW/元ウクライナ代表)
77番:ジャンルイジ・ブッフォン(GK/元イタリア代表)
77番:リカルド・カレスマ(MF/ポルトガル代表)
80番:ロナウジーニョ(FW/元ブラジル代表)
84番:マテュー・フラミニ(MF/元フランス代表)
87番:アントニオ・カンドレーバ(MF/イタリア代表)
92番:ステファン・エル・シャーラウィ(FW/イタリア代表)
99番:ジャンルイジ・ドンナルンマ(GK/イタリア代表)

※『ワールドサッカーダイジェスト』3月21日号より転載
 
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