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【ルヴァン杯】藤川虎太朗が磐田で迎えた3度目の春。成長を感じさせる”倒れないドリブル”

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2019年03月14日

ブラジル人ボランチと真っ向勝負する姿に成長の跡が。

技術を生かしたプレーに加え、力強さが出てきた藤川。課題も多いが、新たな一面を見せたのは確かだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[ルヴァンカップ2節]磐田0-1清水/3月13日/アイスタ

 石の上にも三年――。藤川虎太朗は磐田で3度目の春を迎えた。
 
 2017年に加入した藤川は、高校時代から将来を嘱望されてきたアタッカーだった。長友佑都(ガラタサライ)を輩出した東福岡高では、1年次からトップチームに帯同。2年次には夏のインターハイで全国優勝を経験し、自身も得点王に輝いた。
 
 3年次には本山雅志(北九州)や宮原裕司(元福岡など)らが背負った10番を託され、“赤い彗星”のエースとして君臨。相手の急所を突くスルーパスや変幻自在のドリブルで存在感を示し、多くの先輩たちと同じように高卒でJクラブの門を叩いた。だが、磐田に加入してからその名を聞く機会は減り、ともにプロ入りを果たした仲間たちに水を空けられた。
 
 とりわけ、2年目の昨季は高校時代の僚友たちがJ1でデビュー。高江麗央(G大阪)は宮本恒靖監督のもとで9試合に出場し、小田逸稀(鹿島)もアジア・チャンピオンズリーグを戦う過密日程のチーム事情も相まって6試合で1得点を記録した。
 

 一方、藤川がこの2年間で出場した公式戦は天皇杯の1試合のみ。プロの水に慣れず、思い通りの結果を残せなかった。だが、3年目を迎えた今年は着実に前進し、成長の跡を示している。

 J1では出番を得ていないものの、ルヴァンカップでは開幕から2試合連続で先発出場。3月14日に行なわれた2節の清水戦では3-4-2-1のシャドーで、今までの藤川とは異なるプレーを見せてくれた。
 
 この静岡ダービーで藤川の成長を示す場面が、34分に見せたドリブル突破だ。ハーフウェーライン手前でボールを受けると、巧みなボールコントロールで中央を駆け上がる。即座に清水のヘナト・アウグストが身体をぶつけてきたのだが、簡単には競り負けない。

 10メートルほど前に進んで最後は倒されてファウルをもらったが、フィジカルで勝るブラジル人ボランチと真っ向からやり合ったのは、今までとは一線を画す藤川の姿だった。

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