得失点差わずか2の差で首位陥落…

終盤のゴールで勝ち切ったドルトムントだが、ついに首位から陥落。とはいえバイエルンとは僅差であり、ここからのマイスターシャーレを懸けたマッチレースは非常に楽しみだ。写真はダメ押し弾のプリシッチ。 (C) Getty Images
3月9日(現地時間)、ブンデスリーガ第25節が行なわれ、ドルトムントは3-1でシュツットガルトに下した。
前節でアウクスブルクに1-2で敗北を喫し、ついにバイエルンに勝点で並ばれた首位ドルトムントが、16位に沈んでいるものの、前節はハノーファーとの残留争いの直接対決で5点を奪って9試合ぶりの勝利を飾り、調子を上げつつあるシュツットガルトをホームに迎え撃った。
試合はアウェーチームが開始1分もしないうちにN・ゴンザレスの惜しいミドルでファーストシュートを放つが、ドルトムントはすぐにボールを支配し、3分にパコ・アルカセルがペナルティーエリア内でのドリブル突破からフィニッシュまで持ち込む。
ホームチームは複数の選手が連動しての組織プレーでボールを敵陣で回し続ける。スピーディーな攻撃から、14分にゲッツェの巧みな横パスでパコ・アルカセルが好機を掴み、23分にはサンチョは鋭いドリブルでエリアに侵入してシュート、さらにロイス、ヴィツェルもゴールに迫る。
前節でアウクスブルクに1-2で敗北を喫し、ついにバイエルンに勝点で並ばれた首位ドルトムントが、16位に沈んでいるものの、前節はハノーファーとの残留争いの直接対決で5点を奪って9試合ぶりの勝利を飾り、調子を上げつつあるシュツットガルトをホームに迎え撃った。
試合はアウェーチームが開始1分もしないうちにN・ゴンザレスの惜しいミドルでファーストシュートを放つが、ドルトムントはすぐにボールを支配し、3分にパコ・アルカセルがペナルティーエリア内でのドリブル突破からフィニッシュまで持ち込む。
ホームチームは複数の選手が連動しての組織プレーでボールを敵陣で回し続ける。スピーディーな攻撃から、14分にゲッツェの巧みな横パスでパコ・アルカセルが好機を掴み、23分にはサンチョは鋭いドリブルでエリアに侵入してシュート、さらにロイス、ヴィツェルもゴールに迫る。
しかし、シュツットガルトはしっかり人数をかけてこれに対応し、守勢を強いられながらも、要所を締めてゴールを許さない。またシュートに対しては、GKツィーラーが立ちはだかり、42分のゲレイロのドライブシュートも好反応で弾き出した。
ドルトムントは攻め続けながらも得点には至らず、逆に32分には縦パス1本でN・ゴンザレスに抜け出されてピンチを迎えるなど、完全に主導権を握ったとは言えない状態で前半を終えた。そして同時刻でヴォルフスブルク戦を迎えたバイエルンは、すでにニャブリとレバンドフスキのゴールで2点をリードしていた。
後半、立ち上がりからシュツットガルトの堅い守りにストレスの溜まる時間が続いたホームチームだが、59分、エリア内でサンチョがカストロに倒されてPK獲得。これをロイスがゴール左隅に突き刺す。
ようやく先制したことでスタジアムが湧くなか、ホームチームは69分、パコ・アルカセルが抜け出して追加点のチャンスを得るも、ループシュートはジャンプして目一杯に腕を伸ばしたツィーラーに止められる。
すると71分、シュツットガルトが左サイドのFKを獲得。カストロがゴール前に入れたボールに、ケンプフが頭で合わせて試合を振り出しに戻した。
悪いかたちで失点を喫したドルトムントは、77分にパコ・アルカセルがFKを直接狙うが、またもツィーラーの好守に遭う。その2分後には、攻撃の活性化を図るため、ゲレイロを下げてプリシッチをピッチに送り込んだ。
そして84分、サンチョのクロスのクリアボールをロイスがシュート。これは相手DFにブロックされるも、混戦でプリシッチが拾って左に流し、パコ・アルカセルが押し込んで勝ち越しに成功する。
さらに攻勢を維持したドルトムントは、アディショナルタイムの2分、ヴィツェルの左サイドの突破からエリア内でゲッツェに繋ぎ、さらにプリシッチが受けてゴール右隅に流し込み、ダメを押した。
苦労しながらも勝点3を奪ったドルトムント。公式戦3試合ぶりの勝利となったが、バイエルンは後半、ハメス、ミュラー、キミッヒ、レバンドフスキとゴールショーを披露して6-0の大勝を飾り、得失点差(バイエルンが35、ドルトムントが33)で逆転され、長く守ってきた首位から陥落した。