「手のひら返し」の賛辞を受けるも、まだ何も保証されていない。
セリエAの第3節でミランは、強豪ユベントスをサン・シーロに迎える。ここまで、ミランはラツィオ(3-1)、パルマ(5-4)を、ユベントスはキエーボ(1-0)、ウディネーゼ(2-0)を下しており、全勝同士の首位対決となる。
ミランは2試合で8得点と攻撃陣が力を発揮している反面、失点は5と守備面に不安を感じさせる。対するユベントスは、2試合で3得点(キエーボ戦の1点はオウンゴール)だが、ここまで無失点と、監督は代われども(アントニオ・コンテ→マッシミリアーノ・アッレグリ)、相変わらずの堅実ぶりを見せている。
ユベントスが3シーズン連続でスクデットを獲得しているのに対し、ミランは年々成績を落としており、今シーズンの公式戦初対決を前に前者が有利という予想が多くを占めるのは当然だろう。しかし、ユベントスは今週火曜日にチャンピオンズ・リーグを戦っており(マルメに2-0で勝利)、コンディションの面ではミランに分があるかもしれない。シーズン前のTIMカップでは45分間の対決とはいえ、ミランが本田圭佑のゴールでユベントスを破っているが、“真剣勝負”ではどのような結果が出るだろうか。
さて、本田は開幕から2試合連続で先発出場し、連続ゴールを記録した他、攻守でチームの勝利に貢献している。ユベントス戦でも前線の右側でスタメンに名を連ねると予想されているが、この試合が今後に向けての「試金石」となる。
ジェレミー・メネーズ、ステファン・エル・シャーラウィとの3トップは高評価を得ているが、フェルナンド・トーレス、ジャコモ・ボネベントゥーラ(2節では負傷のエル・シャーラウィに代わって初先発して先制点を記録)、そしてムバイ・ニアングといった優れたFW選手たちも虎視眈々とポジションを狙っている状況であり、難敵ユベントスとの一戦で本田がパフォーマンスを落とすようであれば、すぐに取って代わられる可能性がある。たとえ、過去2戦とは比べ物にならないほどのプレッシャーを受けることになっても、だ。
まさに「手のひら返し」的に各方面から称賛されている現在の本田だが、決してそのポジションが保証されたわけではない。現地の大方の見方では、ミラン入りに際して試合出場を条件に(チェルシー時代からの)年俸ダウンを受け入れたともいわれるF・トーレスの代わりに、ベンチに下げられる候補として最初に名前が挙がるのは本田であり、サバイバルの渦中にいる状況に何ら変わりはないのである。
今年3月に行なわれたこのカードで、本田はリッカルド・モントリーボに代わってピッチに立ったが、下がり目の中盤の位置でほとんど印象的なプレーは見せられず(ボールロストの場面は何度かあったが)、0-2のビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞いた。決定的な仕事ができない背番号10に、観る者の失望が深まったのは言うまでもない。
結果も内容もネガティブなものに終わった昨シーズンの初対峙から半年。ミランの背番号10にふさわしい決定的な仕事、つまりゴールに絡むプレーを、今シーズン最初の大一番で見せつけて、あらゆるネガティブな事象を消し去りたいところだ。
ミランは2試合で8得点と攻撃陣が力を発揮している反面、失点は5と守備面に不安を感じさせる。対するユベントスは、2試合で3得点(キエーボ戦の1点はオウンゴール)だが、ここまで無失点と、監督は代われども(アントニオ・コンテ→マッシミリアーノ・アッレグリ)、相変わらずの堅実ぶりを見せている。
ユベントスが3シーズン連続でスクデットを獲得しているのに対し、ミランは年々成績を落としており、今シーズンの公式戦初対決を前に前者が有利という予想が多くを占めるのは当然だろう。しかし、ユベントスは今週火曜日にチャンピオンズ・リーグを戦っており(マルメに2-0で勝利)、コンディションの面ではミランに分があるかもしれない。シーズン前のTIMカップでは45分間の対決とはいえ、ミランが本田圭佑のゴールでユベントスを破っているが、“真剣勝負”ではどのような結果が出るだろうか。
さて、本田は開幕から2試合連続で先発出場し、連続ゴールを記録した他、攻守でチームの勝利に貢献している。ユベントス戦でも前線の右側でスタメンに名を連ねると予想されているが、この試合が今後に向けての「試金石」となる。
ジェレミー・メネーズ、ステファン・エル・シャーラウィとの3トップは高評価を得ているが、フェルナンド・トーレス、ジャコモ・ボネベントゥーラ(2節では負傷のエル・シャーラウィに代わって初先発して先制点を記録)、そしてムバイ・ニアングといった優れたFW選手たちも虎視眈々とポジションを狙っている状況であり、難敵ユベントスとの一戦で本田がパフォーマンスを落とすようであれば、すぐに取って代わられる可能性がある。たとえ、過去2戦とは比べ物にならないほどのプレッシャーを受けることになっても、だ。
まさに「手のひら返し」的に各方面から称賛されている現在の本田だが、決してそのポジションが保証されたわけではない。現地の大方の見方では、ミラン入りに際して試合出場を条件に(チェルシー時代からの)年俸ダウンを受け入れたともいわれるF・トーレスの代わりに、ベンチに下げられる候補として最初に名前が挙がるのは本田であり、サバイバルの渦中にいる状況に何ら変わりはないのである。
今年3月に行なわれたこのカードで、本田はリッカルド・モントリーボに代わってピッチに立ったが、下がり目の中盤の位置でほとんど印象的なプレーは見せられず(ボールロストの場面は何度かあったが)、0-2のビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞いた。決定的な仕事ができない背番号10に、観る者の失望が深まったのは言うまでもない。
結果も内容もネガティブなものに終わった昨シーズンの初対峙から半年。ミランの背番号10にふさわしい決定的な仕事、つまりゴールに絡むプレーを、今シーズン最初の大一番で見せつけて、あらゆるネガティブな事象を消し去りたいところだ。