【鹿島】「飛ばしますよ。とりあえず行けるところまで」“22番”安西幸輝の不抜な歩み

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェスト)

2019年03月03日

「俺なりの22番像を作らないといけない」

ここまでの公式戦3試合はいずれもフル出場。左右のSBをこなす安西は、精力的なオーバーラップでチームの攻撃に迫力と勢いをもたらしている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 鹿島に加入して2年目、安西幸輝の背番号は1年目の32から「22」に変わった。
 
「(クラブから)どうって言われて。ぜひお願いしますって言いました」
 
 22番は、今オフに神戸へ移籍した西大伍が付けていたナンバーだ。経験豊富なインテリジェンス溢れるSBで、安西もリスペクトする存在。「大伍君みたいなプレーはできないけど」と言いつつも、「俺なりの22番像を作らないといけない」と気合いを入れる。

「大伍君が抜けたし、今年はこれまで以上にやるつもりでいる」

 2月19日のACLプレーオフのニューカッスル・ジェッツ戦、同23日のJ1第1節の大分戦では右SB、3月1日のJ1第2節の川崎戦では左SBを担当。いずれもフル出場し、リーグの大分戦、川崎戦ではチームトップのスプリント回数(大分戦は30回、川崎戦は21回)を記録するなど、常に全力かつ馬力あるプレーでチームを下支えしている。
 
「今後はもっと(日程が)厳しくなるから、そこで自分の力を出せるようになったら、本当に、ひとつ強くなれると思う。連戦の中で、いかに質を保てるかが大事になってくる。そこは示していきたい」
 
 現状、チームは少なくない怪我人を抱えているが、両SBのみならず、両サイドハーフでも計算できる安西がどれだけ貴重な存在であるかは言わずもがなだ。
 
 だからこそ、長いシーズンを考えれば、多少はペース配分を考えたほうがいいのではないかと気がかりになる。だが、安西はこちらのそんな余計な心配を一蹴する。
 
「いやもう飛ばしますよ。とりあえず、行けるところまで」
 
 静かに語るが、その言葉からは一切の妥協を許さない覚悟が感じられた。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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