実は現役時代から…
監督やコーチ、解説者、はたまた俳優や格闘家など、サッカー選手として財を成した男たちのセカンドキャリアはまさに十人十色。そして元スペイン代表MFガイスカ・メンディエタもまた、異色な道を歩んでいる。
メンディエタのサッカー選手としてのキャリアは、まさにレジェンドのそれだ。
1991年に当時スペイン2部のカステジョン(現3部)でプロキャリアをスタートさせたメンディエタは、1992年7月にバレンシアへ移籍。パブロ・アイマールやヨン・カリュウなどとともに2度のチャンピオンズ・リーグ準優勝(1999–2000、2000–01)に貢献し、スペイン代表にも招集されるようになっていった。
その後、ラツィオ、バルセロナ、ミドルスブラと渡り歩いたメンディエタは、2007-08シーズン終了後、多くの成功を収めた17年に及ぶ選手生活にピリオドを打った。
引退から11年――。メンディエタは、活躍の舞台をピッチからナイトクラブへと変えていた。彼はDJに転身し、大きな成功を掴もうとしているのだ。
一体なぜ、スペイン・サッカー界屈指の名手はDJになることを選んだのか? この度、英紙『The Sun』の取材に応じたメンディエタは、「実は昔から土曜の夜にはこっそりナイトクラブに行っていた」と告白。そして、「もちろんチームには内緒さ。帽子をかぶって、変装していたから、誰もDJが僕だとは知らなかったと思う」と、現役時代からDJの仕事をかじっていたことを吐露した。
メンディエタのサッカー選手としてのキャリアは、まさにレジェンドのそれだ。
1991年に当時スペイン2部のカステジョン(現3部)でプロキャリアをスタートさせたメンディエタは、1992年7月にバレンシアへ移籍。パブロ・アイマールやヨン・カリュウなどとともに2度のチャンピオンズ・リーグ準優勝(1999–2000、2000–01)に貢献し、スペイン代表にも招集されるようになっていった。
その後、ラツィオ、バルセロナ、ミドルスブラと渡り歩いたメンディエタは、2007-08シーズン終了後、多くの成功を収めた17年に及ぶ選手生活にピリオドを打った。
引退から11年――。メンディエタは、活躍の舞台をピッチからナイトクラブへと変えていた。彼はDJに転身し、大きな成功を掴もうとしているのだ。
一体なぜ、スペイン・サッカー界屈指の名手はDJになることを選んだのか? この度、英紙『The Sun』の取材に応じたメンディエタは、「実は昔から土曜の夜にはこっそりナイトクラブに行っていた」と告白。そして、「もちろんチームには内緒さ。帽子をかぶって、変装していたから、誰もDJが僕だとは知らなかったと思う」と、現役時代からDJの仕事をかじっていたことを吐露した。
その熱の入れようは本物だ。現在44歳のメンディエタは、ロンドンのウェストエンドを拠点に活動中で、その仕事っぷりには、「前々から音楽をかけることは好きだったけど、まさか引退後、それが本職になるとは思わなかった」と本人も驚きを隠さない。
「僕はこれまでに小規模のクラブから大勢のファンがいるフェスティバルまで、さまざまな場所でDJを見てきたし、自分自身で回してみたりもした。そのなかで、ターンテーブルをいじることが好きだってことに気づいたんだ」
とはいえ、その前途は多難だったようで、引退から2年後に踏んだ初舞台では赤っ恥をかいたという。
「最初にやった時は最悪だったね。何かを間違ってファンが音楽を聴くことができなかったんだ。そこから約2分間、技術スタッフがターンテーブルを直している間、会場の雰囲気はまさに地獄さ。僕には気の遠くなるような時間だったよ。ただ、その後は最高にうまくいっているよ。今じゃ色々な場所でやれるようになった」
5年前にはリスボンで行なわれたCL決勝で、ファン向けにDJパフォーマンスも披露するなど活動の幅を広げ、「聞いてくれる人の魂を揺さぶれるのが楽しいんだ。たとえ、その歌を知らなくてもリズムで人々を喜ばせられる」と語るメンディエタは、インタビューの最後にこう言い放っている。
「サッカー界と音楽界を結びつけること。これこそが僕が今まさに楽しんでいることなのさ」
舞台は変われど、メンディエタが変わらないのは、与えられた仕事に対して“本気”であること。これこそが彼がどの世界でも一流と認められる所以なのだろう。
「僕はこれまでに小規模のクラブから大勢のファンがいるフェスティバルまで、さまざまな場所でDJを見てきたし、自分自身で回してみたりもした。そのなかで、ターンテーブルをいじることが好きだってことに気づいたんだ」
とはいえ、その前途は多難だったようで、引退から2年後に踏んだ初舞台では赤っ恥をかいたという。
「最初にやった時は最悪だったね。何かを間違ってファンが音楽を聴くことができなかったんだ。そこから約2分間、技術スタッフがターンテーブルを直している間、会場の雰囲気はまさに地獄さ。僕には気の遠くなるような時間だったよ。ただ、その後は最高にうまくいっているよ。今じゃ色々な場所でやれるようになった」
5年前にはリスボンで行なわれたCL決勝で、ファン向けにDJパフォーマンスも披露するなど活動の幅を広げ、「聞いてくれる人の魂を揺さぶれるのが楽しいんだ。たとえ、その歌を知らなくてもリズムで人々を喜ばせられる」と語るメンディエタは、インタビューの最後にこう言い放っている。
「サッカー界と音楽界を結びつけること。これこそが僕が今まさに楽しんでいることなのさ」
舞台は変われど、メンディエタが変わらないのは、与えられた仕事に対して“本気”であること。これこそが彼がどの世界でも一流と認められる所以なのだろう。