[J１リーグ第１節]鹿島１-２大分／２月23日／カシマ
 
　序盤のGKとの１対１のビッグチャンスは決め切れなかった大分の藤本憲明だが、18分の決定機は確実にモノにした。
 
「前線３人のコンビネーションが、よく出たゴールだった。これまで積み上げてきたものが表われたかなと思います」
 
　前田凌佑の配給から、２シャドーの伊藤涼太郎→小塚和季とつないで、小塚からのパスを受けると、左足で正確にコースを射抜いた。
 
「良いシュートだったかなと思う。敵の位置も見ていたので」
 
　さらに１-１で迎えた69分、アジア王者の鹿島から勝点３をもぎ取る決勝点をゲット。
 
「ちょうど良いところにボールが来た。（オナイウ）阿道が良いアシストをくれたので、落ち着いて、キーパーをしっかり見て、決めることができた」
 
　相手DFと上手く入れ替わったオナイウからのパスを、今度は右足のダイレクトシュートで流し込んだ。
 
　藤本はこれで３年連続開幕ゴールを記録。「“開幕男”みたいな感じで言われているんで。まあ、開幕だけにならないように。次はホームでの開幕戦があるので、そこでもゴールを決められたらいい」。自身初のJ１の舞台で、幸先の良いスタートを切った点取り屋のさらなる活躍が楽しみだ。
 
取材・文●広島由寛（サッカーダイジェスト編集部）

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