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U-20W杯に向けて福岡で定位置を掴めるか。「殻を破りたい」と語る三國ケネディエブスが元代表CBから贈られた助言

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2019年01月31日

岩下敬輔からのアドバイスは「ピッチで先輩・後輩は関係ない」

今年5月のU-20W杯での活躍も期待される三國。2017年のU-17W杯には出場できなかっただけに、今回に駆ける想いは強い。(C)SOCCER DIGEST

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 1月30日、Jリーグの新人研修に参加した福岡の三國ケネディエブスは仲間との再会に笑顔を見せた。今冬の高校サッカー選手権でともに青森山田の貢献した檀崎竜孔(札幌)や、世代別代表で親交を深めた選手たちと研修の合間に談笑。同じプロ1年目の境遇に置く旧友と過ごした時間は、良いリフレッシュになったようだ。
 
 だが、かつてのチームメイトはピッチに入ればライバルとなる。今年の5月に行なわれるU-20ワールドカップ出場を目指す三國にとって、彼らより結果を残さなければメンバー入りは見えてこない。「U-20ワールドカップに入るためにはアビスパでスタメン出場しないといけない」と、福岡で出場機会を掴みたいと考えるのもそのためだ。
 
 福岡の練習に合流してから日は浅いものの、新天地では自身の目標のためにトレーニングに励んでいる。ファビオ・ペッキア監督のもとで守備の基礎から教わり、「細かいことを言ってもらえている。監督が変わってどうなるかなと思っていたけど、守備のところを言ってくれているので成長を実感している」と手応えは十分。また、フィジカルの強化もコーチと二人三脚で取り組んでおり、専門的なトレーニングでパワーアップを図っている。
 

「高校時代はオリジナルのトレーニングをやっていたので、アビスパのフィジカルコーチが作ったメニューをやると、少しやっただけで筋肉に来ました。なので、効果的なトレーニングができています」
 
 新たな環境で充実の日々を過ごす三國だが、先輩からも様々なアドバイスを受けている。とりわけ、元日本代表の岩下敬輔からはピッチ内での立ち振る舞いについて教わった。
 
「練習から何ができるかを考えるべきだと先輩から言われている。『ピッチで先輩・後輩は関係ないから強く言っていいし、もっと強くコーチングをしたほうがいい』と助言されました」
 
 試合中に先輩だからと言って、指示を躊躇すれば失点に繋がる場合もある。そうした体験談を踏まえての助言に、本人も「上下関係のあるところで育ってきたのでまだ抵抗がある」としながら「殻を破らないといけない」と感じた。
 
 プロの世界で生き残るべく、三國は新たな環境でスタートを切った。コーチングスタッフや先輩たちに教えを乞いながら、世界で戦うために準備を進めていく。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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