１月５日に開幕したアジアカップに参加するため、アラブ首長国連邦（UAE）入りしている森保ジャパン。中島翔哉と守田英正の離脱というショッキングなアクシデントもあったが、ベティスの乾貴士と現地UAEのアル・アインに所属する塩谷司を追加招集。２大会ぶり５度目の王者を目指し、１月９日のトルクメニスタン戦に向けて調整を続けている。

　そんななか、あるベテランが異国の地で奮闘中だ。ガンバ大阪に所属するGK東口順昭である。

　東口は長友佑都と同期で、ユニバーシアードも共に闘った32歳。ロシア・ワールドカップのメンバーにも選ばれているベテランで、森保ジャパンにも招集されるサムライブルーの常連だ。実力は疑いようもなく、18年のコスタリカ戦では先発出場し、３-０の無失点勝利に貢献している。

　そんな東口が、新たな“ポジション”を開拓中である。

　森保ジャパンがそろってUAE入りした後、自身のSNSにいきなり「今日のひょっこり東口。毎日、ひょっこりするよ。#ひょっこり東口」というコメントと共に短い動画を投稿。昨年お笑い界でブレークしたお笑い芸人「ひょっこりはん」の持ちネタを真似し、ホテルらしき場所でソファの陰から、洗面スペースの壁から、カーテンの奥から“ひょっこり”顔を出す東口の様子が映し出されている。

　BGMや決めセリフなどもなく、東口がただただ“ひょっこり”する動画の投稿に、サポーターは「どうした!?」「悔しいけどちょっとわらっちゃった」「じわじわきます」「ナイスひょっこり」「笑いもボールも取ってね！」と驚きつつも元気な姿を喜んだ。

　その後、第２弾として投稿されたのは、大会用の公式選手フォトの撮影現場での様子だ。

 「どうも、ひょっこり東口です。新しい自分を仲間たちに引き出してもらってます。皆さんいかがでしょう⁇」（原文ママ）というコメントとともに３つの動画を投稿。撮影しながら自らの長い腕を使った“ひょっこり東口”に挑戦している。

　この東口の挑戦に、UAE入りしている伊東純也は「#おもしろいなー」というタグで応援（？）。同期の長友のほか、吉田麻也、大迫勇也や酒井宏樹、シュミット・ダニエル、堂安律らもこの投稿に「いいね」を寄せ、ベテランの“キャラ開拓”を見守っている様子。動画で構われている様子からも、一種のコミュニケーションツールとしても作用しているようだ。

　ファンの間でも、「こっちのヒガシのが好きですー！」「いいぞ！殻をやぶってこー！」といった反応が増え、徐々に浸透し始めている。

　はたして第３弾はどんな“ひょっこり東口”になるのか。日本代表やＪリーグの仲間、サポーターが注目している。