欧米メディアも驚愕の結果に
アラブ首長国連邦(UAE)で1月5日に開幕したAFC アジアカップ2019。2日目の6日には3試合が行なわれ、前回王者のオーストラリアが初戦に臨んだ。
1次リーグでB組に入ったオーストラリアは、FIFAランキング109位のヨルダンと対戦。圧勝も予想されたこの試合を0-1で落としている。
連覇を狙う母国の代表チームのまさかの敗北には、地元メディアもショックを受けたようだ。「“サッカルーズ”(オーストラリア代表の愛称)、衝撃的な敗北」(『Eurosports』オーストラリア版)、「オーストラリアは最悪の船出を演出した」(『THE WORLD GAME』)などと報じているほか、イングランド紙『The Guardian』までもが「オーストラリアがヨルダンに驚きの敗北―――こんなことが起こってしまうのだ。オーストラリアにとっては最悪の日だ。ヨルダンは素晴らしかった。前回王者はむしろ出だしが鈍かった」と衝撃を伝えている。
グラハム・アーノルド監督が率いるオーストラリアにとっては、ティム・ケイヒルが引退し、若返りを図って新たなスタートを切った矢先の敗北だった。
主将を務めるマーク・ミリガンは試合後、『FOX SPORTS』の取材に「我々は辛抱強くなることが必要。落ち着いて物事に取り組むことで状況は改善するはず。この大会で進歩し、成功するためにはもっと良くしなければならない」とコメントした。前回王者は11日にパレスチナ、15日にシリアと対戦し、グループステージ突破を目指す。
1次リーグでB組に入ったオーストラリアは、FIFAランキング109位のヨルダンと対戦。圧勝も予想されたこの試合を0-1で落としている。
連覇を狙う母国の代表チームのまさかの敗北には、地元メディアもショックを受けたようだ。「“サッカルーズ”(オーストラリア代表の愛称)、衝撃的な敗北」(『Eurosports』オーストラリア版)、「オーストラリアは最悪の船出を演出した」(『THE WORLD GAME』)などと報じているほか、イングランド紙『The Guardian』までもが「オーストラリアがヨルダンに驚きの敗北―――こんなことが起こってしまうのだ。オーストラリアにとっては最悪の日だ。ヨルダンは素晴らしかった。前回王者はむしろ出だしが鈍かった」と衝撃を伝えている。
グラハム・アーノルド監督が率いるオーストラリアにとっては、ティム・ケイヒルが引退し、若返りを図って新たなスタートを切った矢先の敗北だった。
主将を務めるマーク・ミリガンは試合後、『FOX SPORTS』の取材に「我々は辛抱強くなることが必要。落ち着いて物事に取り組むことで状況は改善するはず。この大会で進歩し、成功するためにはもっと良くしなければならない」とコメントした。前回王者は11日にパレスチナ、15日にシリアと対戦し、グループステージ突破を目指す。
驚きの結果を提供したのは、この試合だけではなかった。同日にグループAの1試合が行なわれ、タイとインドが対戦。コンサドーレ札幌に所属するチャナティップをはじめ、昨シーズン神戸に所属したティーラトンらが先発出場したタイは近年めきめきと実力をつけているチーム。最新FIFAランキングではインド97位、タイ118位とインドが上回るが、勢いのあるタイが有利と考えるメディアも少なくなかった。
しかし、試合は思わぬ展開に。タイは11分、ティーラトンのハンドでPKを献上。これをインドの38歳のFWスニル・チェトリに決められ、先制点を許してしまったのだ。
26分にそのティーラトンのFKを元広島のティーラシンが頭で合わせ、すぐに同点に追いついたものの、追加点を奪ったのはインドだった。46分、カウンターでチェトリがこの日2点目となるゴールを決めると、68分に再び追加点を重ね、東南アジアの雄を突き放す。80分には勝負を決める4点目を叩き込んだインドが、前評判を覆す大金星をあげた。
この勝利に、FIFA公式は「インドがグループAのトップに立った」と驚きとともに伏兵の勝利を伝え、米スポーツ専門チャンネル『ESPN』も「まさかの出来事。インドはタイを相手にアジアカップ史上最大の勝利を収めた」と報じた。
一方、敗れたタイは翌7日にセルビア人のミロバン・ラバエツ監督を電撃解任。タイ・サッカー連盟会長は「この結果は到底見逃すことはできず、受け入れられない。とても失望した」とコメントを発表。今後はコーチが暫定監督として指揮するという。
アジアカップ2019は波乱含みのスタートとなった。タイは現地10日にバーレーンと、インドはホスト国のUAEと対戦する。日本の初戦は1月9日のトルクメニスタン戦だ。