FC岐阜は１月７日、元日本代表のFW前田遼一がFC東京から完全移籍で加入することを発表した。

　前田はすでに昨年12月５日にFC東京との契約満了が発表されていたが、現役続行を表明。その動向が注目されていた。今年38歳を迎える前田は暁星高を卒業後、2000年に入団したジュビロ磐田で長く主軸として君臨。09、10年には２年連続でJリーグベストイレブン、J１得点王に輝くなど個人タイトルも手にしてきた。15年からはFC東京に新天地を求め、昨季はJ１で18試合・１得点の成績を残した。

　FC岐阜は大木武監督のもとで、ショートパスを主体とした攻撃的サッカーを展開。前田は、大木監督がコーチとして入閣していた岡田ジャパンで指導を受けていただけに、そのサッカー観や哲学にも馴染みはあるはず。ベテランの域に達したなか、大木監督の下でさらなる進化を見せるのか注目されるところだ。

　前田はクラブを通じて以下のコメントを発表している。

「このたび、FC岐阜に加入することになりました。１日でも早くチームに馴染んで、１試合でも多く勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」