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【ラ・リーガ冬の通信簿|R・マドリー編】480分間ノーゴールという不名誉な記録も…戦術ありきの采配で混乱!

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年12月31日

480分間ノーゴールという不名誉な記録を。

R・マドリーはリーグ戦で早くも5敗と調子が上がらず。クラシコでは宿敵バルサに1-5の屈辱的な大敗を喫した。(C)Getty Images

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【成績】
ラ・リーガ|4位/9勝2分け5敗/24得点・19失点
チャンピオンズ・リーグ|グループG1位通過/4勝0分け2敗/12得点・5失点

前半戦のチームパフォーマンス…20点

――◆―――◆――

 開幕前の最大の焦点は、退団したクリスチアーノ・ロナウドの穴をいかに埋めるかだった。新監督に招聘されたジュレン・ロペテギは、戦力値の低下を戦術的なアイデアを駆使してカバーしようとしたが、しかしその目論見は絵に描いた餅に終わる。連動性に富んだ攻撃を見せたのは最初の数試合のみで、6節のセビージャ戦で初黒星を喫すると、あとは坂道を転げ落ちるばかりだった。

 ボール支配率は上がったが、ゴールが遠い。カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルにマルコ・アセンシオを加えた3トップが機能せず、480分間無得点というクラブワースト(494分)に迫る不名誉な記録まで残している。

 チーム全体への戦術の落とし込みを重視し、積極的に導入したローテーションも混乱に拍車をかけるだけで、そのなかでセルヒオ・ラモス、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、ラファエル・ヴァランヌ、カゼミーロらの主力が軒並みパフォーマンスを落としていった。

 10月末、バルサとのクラシコの大敗(1-5)を受けて、ロペテギは解任される。後任のサンティアゴ・ソラーリは前任者を反面教師とするように、選手起用に関してはコンディションを最優先。ルーカス・バスケスを右ウイングのレギュラーに据え、マルコス・ジョレンテ、アルバロ・オドリオソラ、セルヒオ・レギロン、ヴィニシウス・ジュニオールといった若手も積極的に使った。

 ただ、戦力の活性化は図られているものの、看過できないのは主力の高齢化と、アセンシオなどそれに取って変わるべき選手の伸び悩みだ。チームとしての競争力は明らかにダウンしている。

 イスコを控えに回すなど独自色も出しつつ再建に挑む指揮官の下、クラブワールドカップでは危なげなく3連覇を達成したが、はたしてリーガの後半戦でどこまで巻き返せるか。

 ジネディーヌ・ジダンを同じく内部昇格させた3年前と似ているが、当時と比べても状況はさらに厳しいと言わざるを得ない。

※『ワールドサッカーダイジェスト2019.01.03号』より加筆・修正
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