ウルブスは手を引き、ウエストハムが参戦?
今、日本人選手の中では最も移籍先が注目される中島翔哉だが、今冬での移籍は実現しない可能性があるようだ。
1月5日からUAEで開催されるアジアカップの、日本代表メンバーでもある中島。現在はポルトガルのポルティモネンセに所属しているが、クラブの会長が「プレミアリーグのウォルバー・ハンプトンへの移籍が8割方決まった」と発言したことから、移籍交渉の進捗が注目されていた。
だが、ポルトガル紙『Record』は12月24日付で、「ナカジマの移籍話は、いったん落ち着きを見せる可能性がある」と指摘。中島の冬の移籍は現実的ではないとの見解を示している。
「ナカジマはアジアカップでプレーするが、興味を持っているイングランドのクラブ(ウォルバー・ハンプトン、レスター、サウサンプトン)は、その手を引っ込める可能性がある。というのも、大会が来年の2月まで続くのに対し、彼らが求めているのは1月に導入できる“即戦力”だからだ。
ウルブス(ウォルバー・ハンプトンの愛称)はすでに、RBライブツィヒのポルトガル人、ブルーマにターゲットを変更しており、残留争いが身近なサウサンプトンは1月からプレーできる即戦力を必要としている。
ポルティモネンセは約2000万ユーロを失う可能性があるが、ロドニー・サンパイオ会長は『アジアカップで評価を高め、シーズン終わりにはシャフタール・ドネツク、セビージャ、パリ・サンジェルマン、トルコのクラブなどが興味を持つだろう』と強気だ」
つまり、夏まではポルティモネンセに滞在すると見ているのである。
英メディアでは、プレミアリーグのウエストハムも、中島をリストアップしたと報じられている。高い移籍金がネックになるとみられている中島だが、年をまたぎ、夏まで争奪戦が続く可能性もありそうだ。